magurit’s blog

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中山可穂

『小説を書く猫』

小説を書く猫作者: 中山可穂出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2011/03/15メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 私が認める、最高の恋愛小説を書く人のエッセイ。 ゆっくり読めるといいな。

『悲恋(エレジー)』を・・・

悲歌 エレジー作者: 中山可穂出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/09/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (11件) を見る 活字が追えるようになってきたので手に取った。 最初の短編「隅田川」…

『サグラダ・ファミリア〔聖家族〕』

サグラダ・ファミリア 聖家族 (新潮文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/11メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る シングルマザーとなったかっての恋人の忘れ形見,幼い桐人を巡って, ピアニスト響子が,過…

『感情教育』

感情教育 (講談社文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/05/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (31件) を見る 二人の魂が溶融するまでを物語っている。 その為に,二人の辛い過去が丁寧に語られていく。 「こ…

”生と死”を越えてそこにある愛

弱法師(よろぼし) (文春文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/02メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (30件) を見る 能の「弱法師」「卒塔婆小町」「浮舟」をモチーフに 継父と息子,作家と編集者,叔母と母と…

『白い薔薇の淵まで』

白い薔薇の淵まで (集英社文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 27回この商品を含むブログ (37件) を見る 「真夜中の巡回人」氏と会うので眠れず, 話題をと思い,ベトナムの話をイメージするのに …

『サイゴン・タンゴ・カフェ』

サイゴン・タンゴ・カフェ作者: 中山可穂出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2008/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (20件) を見る でこぽんさん(id:dekoponn)のところで感想*1を目にしたので, 『海竜めざめる』を一時停止…

『ケッヘル』中山可穂

ケッヘル〈上〉作者: 中山可穂出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (36件) を見る ケッヘル〈下〉作者: 中山可穂出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 4回この商品…

『マラケシュ心中』読了     

「どうせ,今夜賀状を作って,明日一番に出そうが遅くに出そうが, 三が日には着かないよなぁ」と思ったら,夕食後,読みかけのままの 『マラケシュ心中』を手に取っていた。 心中するのは,泉と絢彦かと思っていたのだが・・・。 なんと・・・・(おっと,…

「愛とは相手の血を吸って生きることだ」

(金太郎飴なんですけどね・・・)→ 感情教育 (講談社文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/05/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (31件) を見る ちょっと,時間がかかりましたが,読みにくい といった作品…

『感情教育』

(彫刻の様に見える絵) →*1 さて,北上次郎*2氏が,最初に読んだの がこの本だと『サグラダ・ファミリア』の解説で高い評価をしていたので, 愉しみだ。 感情教育 (講談社文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/05/15メディア: 文庫購入:…

『サグラダ・ファミリア』を

(紋切り型・雪の巻)→*1 読み始めた。集英社文庫の3部作の様に「若さ溢れる荒々しい切なさ」は 影を潜めたが,『深爪』や『花伽藍』の様にしっとりとした靄に包まれる。 石狩響子に,塁やミチルの様な若さがあったであろう事はうっすらと想像さ れるのだが…

『サグラダ・ファミリア』は,

21:40現在,まだ未読。今日は慌ただしい一日だったからなぁ。 眠る前に読めるといいのだが・・・。 雑誌『サライ』『ダ・カーポ』が発売されてしまったから, どこまで読めるか。 まずは,情報の取捨選択をしないとね。 職場の同僚達は,情報は,タダで転が…

『熱帯感傷紀行』

病院での待合いの時間と,家に帰って薬が効いてくる迄で,マレーシア以降 を読み終えた。 本当の孤独を知るためには,人は1人旅に出るのかもしれない。 /本当の人情を知るために,本当に愛したのは誰だったかを知る ために,本当に会いたいのは誰なのかを自…

『猫背の王子』

猫背の王子 (集英社文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/11/01メディア: 文庫 クリック: 97回この商品を含むブログ (38件) を見る 読み進んでいます。ミチルの「心の飢え」は癒されるのかなぁ? 『花伽藍』「驟雨」で中山さんの心は完結…

中山可穂はどうして,こんなに切ない・・・

白い薔薇の淵まで (集英社文庫)作者: 中山可穂出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 27回この商品を含むブログ (37件) を見る 先の木曜日,疲労性の咽頭炎*1で休んだ日の午後,頭の上にあった この本を読むことにした。…

本を読みつつ思うこと

中山可穂氏の本,以前から迷っていたのだけれど,やっと読みました。 これも切なくなる原因かもしれない(微涙)。 感想なんて書けないし話せない。 この人の作品は,男・女を超えて,人間の生き方に到達してしまうから。 でも,そのシチュエーションにはと…