magurit’s blog

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年末の新聞から

 12/30付けの読売。
 「論点」が気になったので遺しておきます。
 引用記事は,以下を参照ください。
 http://d.hatena.ne.jp/magurit/19080103#1199470572

2030年ころ,現代文明は衰亡の坂道を転げ落ちる

 という論評です。
 ローマ,カラカラ帝の浴場が出来たあと,ローマ文明が滅んだという研究結果から,
 当時の気候変化などをふまえたうえで,現代文明の衰退する時期を予測している。
 氏の文章には,「このままでは」という意味あいを感じるので,
 「そうならないことを願っている」という意見なのだと思う。
 ここから後は,

眉に唾点けていただきたい。正月らしく大風呂敷を広げているので。

 さてさて,

現代文明の欲望の暴走は中国の経済発展ではじまったと私は考えている

 とあるが,はたして,中国か?
 1900年代以降の欧州,米国の質より量の産業界ではなかったのか?と私は思ったりする。
 さらに,ローマ文明よりも2000年も後,エネルギー消費量も膨大になっていることを
 考えると,カラカラ帝の浴場ができて20年などという時間の猶予は無いのではないか?
 悲観的かもしれないが,もっと早急,5年,いや2,3年後かもしれない。
 エントロピーは増大する方向に動くのだから・・・文明の衰退は必然だろう? 
  今年は,日本でサミットが開かれるが,議題は地球温暖化だろう。
 日本の省エネが世界でも高い水準にあると自慢した政治家がいたが,
 一部大国が批准しないからといって,京都議定書の内容云々に終始しただけで終わった
 愚は繰り返さないでもらいたい。ましてや,一部大国の選挙・経済政策の為の
 ネタにならないようしっかりリーダーシップを発揮してほしい。
 しかし,それにも増して疑問でしかたないのが,
 日本が有数の省エネ国だと誇り,他国に技術を売ることにかかりっきりだったこと。
 京都議定書の内容を上回るCO2の排出制限を率先して行えたのではないか?
 それとも,
 この記事の内容は,とうにわかっていて,もっと早く事態の悪化が訪れるのも知っている
 政府要人がいるのではないか?と。まぁ,ここまでいくと,マンガだね。