過去,年末は,こんなにも嫌な話ばかり
だったろうか?
多くの人の予想が的中した「偽」の字。
先の見えない,いや,このままだと来年は
「惨」という字になると思いたくなるぐらい,
先が見えすぎて,お先真っ暗。
政治しかり,経済シカリ,マスメディア然り・・・。
観念論より唯物論だと,私は思う。
でも,これは違う。原理・原則がどこにも見えない。
「今が旬!」と決めつけたが最後,よってたかって喰いモノにしていく風潮。
そして,それらから逃れる術のある者と無い者の格差。
「時間だけが平等に過ぎていく」と言われていたが,その時間さえも「本当に平等なの?」と,
取引コスト*1で見ていくと実は不平等だったことも判明した。
某作家は,”人生は決まっているのだ。不平等なものなのだ”と*2。
涙は,何の痛みに悲鳴をあげているのか・・・。
不正が不正でなく,”仕方ないことだよ”と訴えも先送りにしかされない。
”一応,生きていけてるでしょ?まだ,いけますよ・・・。”
本当にそうなのか?
こんなにも,”勝ち負け”を意識させられる社会現象は変だよ。
米大統領選では,京都議定書では見向きもしなかった”環境問題-温暖化”がアイテムだとか。
トウモロコシ畑では全てをバイオエタノール*3という名のお金に変えている。
どうして,大気中のメタンからエタノールを製造する技術を探さないのか?
トウモロコシも増産して燃料化するのではない,今あるものを用途変更するだけ。
その為,物価が高騰する。それを見てほくそ笑む輩はどこに?
22時以降のニュースショーのキャスターたちの無責任な発言。
齢を重ね,引退する頃まで大火なく過ぎればいいと及び腰な姿。
芸人風情に,笑いの自虐ネタで政治をいじくり回されて喜んでいる視聴者。
キリマンジャロの雪も消えていき,ホッキョクグマも消えていく。
「ホッキョクグマは南極に行けばいいじゃないですかぁ」と発言した三十路の
タレントをここまでバカにした教育に,政治家に天誅を。