「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画 (読売新聞 - 12月25日 09:14)
【ブリュッセル=尾関航也】ベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人
映画監督が、クリスマスにちなんだ悲運の物語として日本で知られる「フランダースの犬」を
“検証”するドキュメンタリー映画を作成した。
物語の主人公ネロと忠犬パトラッシュが、クリスマスイブの夜に力尽きたアントワープの大聖堂で、
27日に上映される。映画のタイトルは「パトラッシュ」で、
監督はディディエ・ボルカールトさん(36)。
制作のきっかけは、大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見たことだったという。
物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中を
さまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに
天に召される。原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたが、欧州では、物語は「負け犬
の死」(ボルカールトさん)としか映らず、評価されることはなかった。米国では過去に5回映画
化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられた。
悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。ボルカールト
さんらは、3年をかけて謎の解明を試みた。資料発掘や、世界6か国での計100人を超えるイン
タビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。
今のマスメディアを見ていて「滅びの美学」なんぞどこにみられるというのか?
勘違いだよ。誤解ですよ。
ウソ臭いハッピーエンドが素晴らしい?余韻たっぷり,どんでん返しのハッピーエンドが好きなの。
欧米化して欲しくないのは,”つまらないハッピーエンド”。
日本人は,忠犬ハチ公が好きなの。タロウ,ジロウが好きなの。
赤穂浪士が好きなの。メジャーが好きなの。
ただ,それだけです。
それが,証拠に宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」や「よたかの星」等は好まれない。
ワーキングプアも他人ごとなの。ね,厚生労働大臣さん!
”滅びの美学”こそ,廃れ滅びてしまっているのです。
滅びが美学なら,与野党共々,腐れ残っているではないですか?
旬が過ぎたタレント,芸人がギルドを組んで,金にあかせて助け合いをしているではないですか?
往生際の悪さしかないのです。