出来はイマイチでした。
特に,「ページ数の都合で,割愛せざるを得なかった」等と言い訳を
した本には,情けない思いをした。実は,割愛された処こそ,一番面
白いと思われる,当時としては最新の電気科学の項目なのだ。きっと
翻訳者が,物理が苦手な人だから,意味がわからなくて,イメージが
できなくて,割愛したというのが,本当のところだろう。
日本では,啓蒙書の類は,読者の事を考えて,読みやすい(つまり,
自分が判るように)翻訳をするような意識が低いのだろう。
- フィギュア:左は「聖なる昆虫ヒジリタマオシコガネ」
右は「羽化するトネリコゼミ」