その事に気づいたのは,日本でも有名な学者さんだとか。
しかし,日本の江戸時代は,5色だったと。
「じゃぁ,誰が7色にしたんだい?」
友,曰く「実は,ニュートンなんだよ。だから,欧米も最初は七色だっ
たんだ」
「ニュートンって目が良かったんだね?僕も7色は辛いなぁ。」
友,曰く「色が見えたわけじゃないんだ。音楽なんだよ。」
「音楽???」
「そう,音階って,ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ の七音だろ。
で,それを繰り返してるから,光の色も同じにしたかったみたいな
んだ」
「それって,なんの科学的根拠もないじゃないか。彼は,『光学』や
『プリンキピア』を著した秀才だろ?」
「秀才だから,みんなは信じたのさ。七色って。」
「秀才だから,間違えないってかい?」
「そう,秀才なのに間違えてるって言えないんだよな。権威主義の始ま
りさ」
確かに,当時の状況からすると,音階という発想は非常識だからこそ,
面白かったかもしれない。
頭がいいから間違えるのか,頭がいいのに間違えるのか。
なかなか,面白い 言い回しだなと思った。
頭がいいから間違えるの方が,救いがあるよね。
- 作者: 板倉聖宣
- 出版社/メーカー: 仮説社
- 発売日: 2003/08/17
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