音楽のエッセンツィア”現代音楽の楽しみ方”
『鼻歌で歌える現代音楽』というコンセプトだったのですが、
ちょっと、無理があるのではないかな。
惜しい!
インド音階を使ったインド風な旋律は怪しい音色。
リヒャルト・シュトラウスのサロメか、
サティのグノシェンヌよりさらに妖しく儚い音変化では、
心に残っても、素人には、鼻唄は無理。
会場は満員だったが、メロディラインのはっきりしない現代音楽。
咳払いや、ゴソゴソする音が普通のコンサートよりも多く目立つ。
隣に座った夫婦など、曲が始まると上を向いて睡眠を始める。
何しにきたんだろう。
先の音が予想できないから、不安と苛立ちでストレスが溜まり、
ゴソゴソ。
ドン!ピシャン!ダン、チャララー!ジャン!!
みたいな曲ですものね。
私は、そのドキドキ感がすきなんですけどね。
プロコフィエフの2番〜4番の交響曲を始めて聴いたときの
カタルシスを味わえてしまう。
現代音楽は、カンブリア紀の生物って・・・。
しかし、聴衆に媚びることはないよ。
テイクアウトできる現代音楽なんて。