「オトナの音楽 弦楽四重奏の魅力」(4/25の再放送)
30分の枠に25分弱の番組だから期待はしない。
予想選択肢は幾つも抱かせてもらったのですが・・・*1。
もっと、見せ方聴かせ方があるのではないのかな。
山本直純さんと比較したら佐渡裕が可哀想かもしれないが、
金を取ってる職業音楽人なら、あれではダメだろう。
「オーケストラがやってきた」も30分満たない番組だったが、
その都度のテーマにきちんと説得力があった。
”弦楽四重奏”が人生経験に裏打ちされたオトナの音楽と
喩えられるのは、常套句としてよくわかるのだが、
今日の番組のどこに、”オトナの音楽”を意識した部分があったのだろう?
ハイドンの”ひばり”が悪いというのではないが、
”弦楽四重奏入門”にもなれてない。
ベートーヴェンの第九・4楽章のミニミニ抜粋四重奏版に至っては、
何のために編曲したのか・・・。
時間が無いのは分かるけれど・・・。
山本直純さんや黛敏郎さんなら、多分、演奏はさせないだろう。
それだけで番組が一本作れるものね。
佐渡裕というキャラクターが、どれだけ番組に関わってるのか
知らないが、お粗末としかいえない。
大学のオケが学祭で、イヴェントしてるんじゃないのだから。
”オトナの音楽”というのなら、
ベートーヴェンの17番とか、ボロディンの2番とか、
ブラームスやシベリウスの弦楽四重奏曲をどうして選ばないの?
「会場や視聴者に阿っている」以前の問題の様に感じるのだがいかがか。