- 作者: 塚谷裕一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 新書
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もちろん,食べたことはない。故中島らも氏も,何度か著作の中で語っている。
1.おいしいドリアン
2.ドリアンの植物学
3.ドリアンのいろいろ
4.ドリアンの果物史
5.ドリアンのいろいろな食べ方
6.ドリアンの栄養成分と香気成分
といった構成。
”1.おいしいドリアン”で,”臭い”のは”足下を見られてハズレのドリアン”を
あてがわれたからだとか。筆者は,まぁまぁアタリのドリアンが手に入ると
職場に持っていくらしい。すると「ああ,甘いじゃないか」という声が大多数だとか。
”おいしいドリアンの選び方”は,ドリアンの持ち方,形*1,
香り*2,虫食い,値段交渉まで教えてくれる。
そう,「教えてくれている」という感じの柔らかい文章。
ドリアンの生態を紹介している”2.ー4.”もカラー写真が豊富で嬉しい本だ。
こういう本こそ,”啓蒙書”として世に広く紹介されるべきだろう*3。