小学校の掲示板に,先日の「白い帽子」*1の話を書いておいたのだが
その話から,「記憶は,視覚より嗅覚の方が強烈に残ると思う」と書いて
くれている人*2がいた。
ちょっと,まってよ。
どうして,そう「問題。即,答え(結論)」にしたがるのだろうか?
そういう訓練で中高大と生きてきたから仕方が無いのだろうか?
私にとって,あの日,
夏みかんのほのかな香りが引き金になったとはいえ,
思いだしたのは,「小学校の国語の時間,教材を読みながら想像した
映像世界(タクシーの中の運転手と客の会話,帽子を取り上げて驚く少年の
顔を想像している運転手のほくそ笑む顔,少女が消えた後の菜の花畑を飛ぶ
モンシロチョウ等)」なのであって,かんきつ類*3の香りの記憶なんて全く無い。
どうして,エリートと呼ばれていた人たちは,話を自分に都合よく
すり替えるのだろう。ああ有情
*1:http://d.hatena.ne.jp/magurit/20060403#1144065032
*2:小中が同じ敷地にある学校だったのだが,私は小学校しかいなかったし,その人は中学から入った人なので
*3:小学校時代に柑橘系なんてCFもCMもなかったですよ。