「立ち番先生 苦闘の日々」
登校中,制服姿でたばこをプカプカ。
(中略)府教委の○○○○・高等学校課主席指導主事は「大人の目線は子どもにとって
『気づき』のきっかけになる。近所の怖いおじさんのような異なる年齢とのつな
がりが減った今,教師が学校外でも子どもを見守る姿勢を持つ意味は大きい」と
話している。(読売新聞・夕刊2005.10.4引用:府教委の氏名は私が伏せました)
「近所の怖いおじさん」という発想には,情けない思いがする。
それって,電車やバスの中で,若い母親が靴を履いたまま子どもを
椅子の上に立たせて,「おばちゃん達に怒られるからクツを脱ごうね」と
いうのと何ら変わりがない。こんな発想しかない人が府教委の主席!*1
最近の教育現場で,40代以上の教師って大変だなぁとつくづく思う。
「臭い教師根性」で,親子を引っ張って行けた時代と,個性尊重・ゆとり教育・学力
低下等の日替わり定食の中でもがいているんだから・・・。
親が一方的に悪いとも思わない。どうすればいいか分からない親も沢山いるのは事実
だから。
そこに輪をかけて,教師の資格更新制度の導入。
バカ言ってんじゃないよ。
だったら,大学出た大人にも,学士更新試験を実施して,学士卒としての
責任を全うしてるか調べるべき。
だいたい,大人が勉強しないんだもの。
子どもが勉強するわけがない。
大人が本*2を読んでないんだもの,子どもが本を読むわけがない。
義務教育を終え,さらに上級学校に進み卒業したという事は,学んだ事に
合わせて社会に貢献しますという意味。
その意味を胸に,もっと責任感をもって生きて欲しい。
教師に資格更新試験を謳うなら,医師や弁護士,警察官,ありとあらゆる人が,
学んでいるかどうかを確認する試験をするべき。
「教育は国家の存亡」かもしれないが,その「教育システム」でさえ,きちんと
したものが構築されていないのに,一方的にイエスマンや支持待ち族を増やすよ
うなバカ采配だけは迷惑至極。