この日記で,何度か紹介している
”ペンシルパズル”*1の「数独」*2。
鉛筆片手に盤面と睨めっこする様に
なったのは昨年の今頃。
それまでは,地道に数字を当て嵌め
ようとして挫折を繰り返していた。
新聞土曜版のパズル欄,「解き方の手順」を読んで,まさに”目から鱗”。
このマスにはこれしか入らないという定石がわかると「なんだ,論理的に解けるんだ!」(笑)。
とは言うものの,『数独通信』等の懸賞問題にあたると”煮詰まる*3”。
「たかがパズル,されどパズル」,解けないのは,ちと,悔しい。
そこで,新刊本『数独攻略ガイド』を連れ合いと一冊ずつ手にとった。
3つのレベルで,合計26問を順番に解くと,”解き筋”が修得してしまえるという趣向。
・基本レベルの8問。
数独の基本「3×3のマスに,1から9迄の数字は1度だけ」だけを使って解ける問題ばかりだが,
そこは老舗のニコリ。5,6問目に峠を設け,そこを乗り越えると7,8問目にはしっかりと定着さ
せてくれる。
・中級レベルの10問
列の見方と,マスの逆発想を徹底的に鍛えてくれる。
・上級レベルの8問
ここでは,意地悪な問題の手筋の読み方が・・・。
世に『●◎入門』という本の多いこと,おおいこと。
しかし,「いつになったら出門させてくれるの?」という作が書店の棚に並ぶばかり。
ところが,この『数独攻略ガイド』は掛け値無しでスゴイ!!
何がスゴイって,問題配列が素晴らしい(ウーン!!)。
安易な素人家庭教師的「易→難」という配列ではなく,コツばかりを羅列した「難問集」でもない。
微妙な問題の難度と,手筋の定着が”謀られている”ところが憎らしい。
ドリルという言うと”質より量”という感じだが,
この本は”質が量を凌駕”しているとほめ殺しておこう。
- 出版社/メーカー: ニコリ
- 発売日: 2007/10/10
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”上達感”を得られるドリルこそ,”真のドリル”の冠を戴く値打ちがある。
先日の”全国学力テスト”の結果に一喜一憂し,
現場教師と子供と家庭に責任をなすりつけていた教委のお偉方の研修用に使っていただきたい。
”勝ち負けではない,自分の上達感*4”をしるために。
百年の歴史がある日本の「教育成果」を受け継ぐ道さえ整備せず,
名人芸や根性・精神論,家庭環境などに責任転嫁する前に。
(2007.11.02改稿)