magurit’s blog

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トランスな世界

No.231

 ●投稿者:マグリット(♂)
 ●投稿日:07月09日(水)01時11分44秒

◆最近聴いたCDより

 さぶさん,いつもピンチの時のお留守番ありがとうございます。

 今日は,小学館サライ』のオススメCDについて少し書きたいと思います。

 まずは,『アロマ』というアルバム。
 これは,アマゾンで注文をかけてから,3週間以上かかりましたが,
なかなかの絶品でした。

 ジャンルは,ワールドミュージックになるかと思いますが,ハンガリー
打鍵楽器のツィンバロンをメインにジプシー楽団がハンガリールーマニア
の民謡を,元にアレンジした曲集です。「ツィンバロン」というと,コダー
イの「ハーリ・ヤーノシュ」の中でも,間奏曲で使われている国民的楽器で
す。11曲のどれも雰囲気があって異国情緒を味わえる曲ばかりです。
(FECD 007)

 昨年ぐらいから,夏場には,ブラジルのショーロという民族音楽を聴くこと
が多くなっています。『サライ』でもショーロのアルバムを紹介することが多
いのです。

 今年の一番手は,『ショーロス・エ・ボッサス』というショーロとボサノバ
のクロスオーバーしたアルバム集です。
イパネマの娘」・「小舟」・「黒いオルフェ」・「ブラジレイリーニョ」等
というスタンダードナンバーも多く,聴いていて清々しい気分になります。
「これは,ボサノバの曲やったかな?ショーロやったかな?」と違和感を感じ
させないアレンジには拍手を送りたいですね。(PCCY 01648)

 二番手は,チェロの長谷川陽子とギターの福田進一による,
アントニオ・カルロス・ジョビンの作品集『WAVE〜ジョビンへのオマージュ』。
 落ち着いた雰囲気のチェロの演奏による「波」は絶品!ヴィラ=ロボスの
ブラジル風バッハの第5番アリアも美しく泣かせてくれます。
黒いオルフェ」もクラッシックアレンジになるとこうも違うのかと
関心させられます。(VICC 60337)

 最後は,マンハッタン・ジャズ・クインテットの『ブルー・ボッサ』。
「オルフェのサンバ」「波」等は,先の二枚と聴き比べするのも一興かと
思います。MJQのジャズは,センスもよく,暑い夏の夜のドライブには,
もってこいのCDです。

 たまには,クラッシックを離れて(逆にクラッシックに近づくことになるの
かもしれませんし,「クラッシックとはどんな音楽なのか」を考えるのにいい
かもしれませんね。)ワールドミュージックを聴くと,原初の音楽に触れると
同時に,異国情緒を満喫させてくれてリラックスできるかなと思います。

 一度,ブラジル音楽を試してみませんか?

アロマ

アロマ

WAVE〜ジョビンへのオマージュ

WAVE〜ジョビンへのオマージュ