magurit’s blog

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トランスな世界

No.56

●投稿者:マグリット(♂)
●投稿日:08月28日(水)00時46分19秒

◆訂正

下記,内容のマグリット展ですが,

 東京の次は,9/1〜10/20 名古屋市美術館

10/26〜12/8 ひろしま美術館

の誤りでした。慎んでお詫びし,訂正させていただきます。

引用.「ニコリ トピックス」23ペ 『パズル通信ニコリ 99号』

No.57

 ●投稿者:マグリット(♂)
 ●投稿日:08月28日(水)01時39分24秒

◆晩夏に聴くCD

 最近,私が聴いたCDからおススメと,こだわりのアルバム。
(無節操に,いろいろなジャンルですので,ご容赦あれ)

  言うまでもなく,”気持ちのいい楽園音楽”を奏でる
ギターデュオのベスト版。CFやサントラを中心に,帯どおり
「地上でもっとも快適な一枚」にいつものように仕上がっている。

  • 加古 隆「風のワルツ」(SICC80)

  重たい曲の中に,聴く人に熱いモノを感じさせる加古隆の一枚。
ワルツ(3拍子)の曲を集めた作品集。映画のサントラやテレビ番
組のテーマ曲が心地よい。

  • レネ・パウロ「SURFTIDES〜浜辺の歌」(RES−61)

  ハワイ発の日本の唱歌,流行歌を集めた,ラウンジピアノ
の名品集。浜辺の歌や,真白き富士の高嶺,坂本九の作品も
かしい。卒業式なんかにいいかもしれません。

 フジテレビの早朝番組で,見かけた日系人ウクレレ奏者。
そのテクニックには驚いた。片手の5本の指を裏表使って,
10弦弾きや両手を使った20弦弾き等。その番組を見た
日からCDを探していたのだが,日本デビューだったよう
です。6曲の中でも,パガニーニカプリース24番は見
事としかいいようがありません。

  • 瀬木貴将 「ANDES」(PSCR-5940)

 アンデスフォルクローレは,30年前ぐらいから,好き
で,自分でも楽器を集めて鳴らしていた。このCD日本人が,
サンポーニャパンフルート)を南米人のグループと演奏し
ているのに違和感がまったくない。某女優の主人○中健のケ
ーナ演奏なんか,比べるべくもない。この圧倒的な迫力は推
して知るべし。

 ここからは,輸入版。(国内版が出ているものもあります)
まだ,聴いてないものがあるので,私の”こだわり盤”です。

(PPR224519)
 スクリャービン交響曲/法悦の詩の2台ピアノ版。
岡城ちとせというピアニストは,坂本龍一の曲をピアノ独奏
したCDが2枚と,チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」
のピアノ独奏版が国内版にある。
卓越した,技巧と力感が彼女の味であるが,この法悦の詩,
原題の「Ecstasy」という妖美な感じをよく出している
と思う。

  • ディクラン・アタミアン

「ピアノ独奏版 ストラビンスキー,ラフリング編・春の祭典
 初演時には,物議を醸した「春の祭典」も,もはや古典とな
ってしまった。アタミアンのピアノ独奏を初めて聴いたのは,
大学の頃だった。当時からトランスクリプションに興味があ
ったので,ダイナミックなこの曲をピアノがどう表現するの
か興味があった。1979年の事である。たぶん,レコード
からのCD興しだと思うが,初めてプロコフィエフ交響曲
第2番を聴いた時のような興奮が走ったのを覚えている。

  • マイケル・テイルソン・トーマス他

「2台ピアノのための ストラビンスキー/春の祭典
大学の頃に興味を持った,ピアノへのトランスクリプション
アタミアンの独奏版を聴いた頃,2台ピアノ版があることを
知った。NHKFMのお昼の番組で,ピアノ版の「春の祭典
を紹介していたが,第1部をアタミアン,第2部を2台ピアノ
版で放送されたのを覚えている。2台ピアノ版を全曲聴きたい
と思っていたが,その頃は,レコードは廃盤だった。運良く,
この2枚のCDを手に入れたのは何かの因縁かもしれない。

このCDは,ウィーン交響楽団,シェーレヒェン指揮で,
モノラル版である。
ただ,「スキタイ組曲 アラーとロリー」を収録したCDが
なかなか見つからないので,古い演奏であるが購入した。
メルボルンオケ,岩城宏行指揮の演奏をNHKFMで聴いた
時は,出だしのテンポがややゆっくり目で,聞き良かったの
だが,エアチェックを失敗してしまって後で慌てた覚えのあ
る曲だ。最初の出会いは,シンセサイザー冨田勲の「バミ
ューダ・トライアングル」というアルバムで,このアルバム
は,プロコフィエフシベリウスという,いささか当時とし
ては,マイナーな作曲家の作品が数多く並べられている。
これを聴いて,プロコフィエフシベリウスに興味を持つこ
とになったのだが,中でも,「スキタイ組曲,アラーとロリー」
は,スペクタクル映画の音楽という雰囲気で,とても気に
いった。新しい演奏では,クラウディオ・アバドが演奏したが,
出だしのテンポがやたら速く,少し違和感を覚えた(本当は
彼のテンポが正しいのかもしれないが)。それで,この曲の
トータル演奏時間を見て,20分以上のものを探していた。
アバドは19分台,岩城氏は20分台,アンセルメ=スイス・
ロマンドも20分台である。今回見つけたこのCDは,21分
台ともう少し長い。ちょっと愉しみである。
そうそう,この輸入盤は,国内向けもあるが,国内向けには,
ハチャトリアンの組曲「ガイーヌ」が収録されていない。
(もちろん,国内向けの方が高いのはいうまでもない)