先週のハードな帰宅時のBGMは,ピアノ独奏版の
ストラビンスキーの『春の祭典』
”はまぞう”には引っかからない。
まぁ,最初に聴いたのが,今から25年前の発売だから無理もないか。
学生の頃から,管弦楽曲のピアノ独奏・編曲版が好きだったのだが,
今は指揮者として活躍している,ティルソン・トーマスも2台ピアノ版
のアルバムを出していた。
これもなかなかの演奏だったが,
ディクラン・アタミアンの独奏版の破壊力に満ちた(本人のアレンジ部分
も含む)演奏には,興奮を隠せなかった。某国営放送FMでも取り上げられ,
テイルソン・トーマス版と半分ずつ*1放送された日が懐か
しい。
数年前,ファジル・サイの独奏版CDが話題を呼んだが,アタミアンほどの
荒々しさを感じることが出来なくて残念に思った。後日,BSで放送されたが
独奏というか,自動ピアノとの二重奏。CDのライナーを読み返すと,多重録
音とあったから,アレンジに独自の部分があり,綺麗な演奏だったけれど,
ストラビンスキー自身が指揮した初演時のエピソード並とまでは言わないが,
それなりのセンセーショナルなものであって欲しかった。また,そういうタイプ
の曲ですよね。
アタミアンのCDのおかげで,眠気やボーッとしそうな気配を振り払っても
らった。こういうイジメ・報復人事をしたバカ管理職への怒り*2からかな(苦笑)。
”はまぞう”にないので,サイのを紹介しておきます。
- アーティスト: サイ(ファジル),ストラヴィンスキー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/01/21
- メディア: CD
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