読んだはずなのに・・・『ホラー・ガイドブック』

ホラー・ガイドブック (角川ホラー文庫)

　書棚の整理は，ずっと続いている。
　某SNSで偶然が重なったので，読み返してみた。
　幼少時に読んだ，マンガ雑誌の話や，
　中学時代に見た海外ホラーＳＦドラマの沢山のストーリーの中から，
　数少ない，私のお気に入り話*1ばかりが，取り上げられていて，驚いた。
　こんな個人的な興味に纏わる話が書かれているのに読んだ記憶がない・・・。
　一体，何が・・・*2。

ひょっとして，歴史が改変されたの・・・か？

　この本は，前半が「ホラー・ガイド日本編」で，後半が「ホラー・ガイド海外編」となっている。

　ＳＦやホラーといえば，数々の外国映画やドラマが印象にある人が多いかもしれない。
　1950年代以前から始まり，1950・1960・1970・・・と時代区分しながら
　小説・映画・ＴＶについて語られているのだが，
　「あぁ，見た！　そうそう，この話を覚えている」と満足するだろう。

　ホラーと言っても，ゾンビばかりでなく，幅広く扱った本である。

　編者の尾之上浩司氏は，他に『恐竜クライシス』*3『レリック』『地球の静止する日』*4など
　実に面白いＳＦ・ホラーを幾つも翻訳している。
　オススメ！！
　

恐竜クライシス (創元推理文庫)

　

レリック〈上〉 (扶桑社ミステリー)

　

レリック〈下〉 (扶桑社ミステリー)

　

地球の静止する日 (角川文庫)

*1:ヒッチコック劇場の「魔法のお店」とウルトラゾーンの「ガラスの手を持つ男」

*2:タイム・パラドックス作品ばかり立て続けに読んだからかなぁ（笑）

*3:発表は『ジュラシックパーク』より６年早かった

*4:東京創元版と内容は異なる。角川版の後半は『アウターリミッツ』の原作集