- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: DVD
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内容も知らず,今は,犬より猫がそばにいて欲しい私ですが,
その昔,「名犬ラッシー」で育ったことを思い出しました。
映画版もTV版も涙なくしては見てられませんでした。
コリーが欲しくて欲しくて・・・。
そうそう「名犬ロンドン物語」も一話完結の連続ドラマでしたが,
これも放浪シェパードが一話ずつ解決していくのが涙涙。
エピローグの雰囲気は,緑の巨人「超人ハルク」のエンディング,
バナーがヒッチハイクをするシーンを彷彿させます。
主題曲かエンディングか分かりませんが,あのメロディは好きで,
いまだに,時々,口笛で吹きます。
「マイ・ドッグ・スキップ」ですが,戦争映画かな?なんて思っておりました。
「マイ・ビューティフル・ライフ」と勘違いですね。
”マイ”がつけばみなお涙感動ヒューマンドラマなんて思ってしまいます。
もう一つは,”犬だしなぁ・・・”*1。
二カ国語で放送でしたので,つい聴きいってしまいました。
少年ウイリーが,野球中に犬のスキップが走り回って,
(下手な自分に)八つ当たりしてドツイてしまいます。
ヤミ酒業者にスコップでしこたま叩かれて,キャイン!
あぁ,死んだか・・・少年が反省しながら大人になる・・・。
と,思ったのですが・・・・。
犬は,見事に復活し,主人公がロンドン留学中に老衰から・・・・。
両親の対応もよかったです。
最初は,ウンと反対していた父親。
あの雰囲気から飲んだくれの分からず屋かと思いきや,
戦争で足を負傷して,心の傷を負っていました。
少年を連れて,森のアニマルウオッチングでの台詞がよかったです。
父親「・・・足が戻ってきた方がよかった・・・」
そして,ハンターが撃った鹿が,親子の前で倒れてます。
少 年「・・・まだ生きてるよ。獣医に連れていかなくちゃ。」
父 親「・・・さぁ,行こう。」
少年に人が食べるためだとか,なんだとか,語りません。
彼の思いを大事にしつつ,そっと,立ち去るのです。
いい父親ですね。
留学中に死んだスキップを少年の野球ジャンパーにくるんで
(楡の木の下に)埋めるなど,スキップへの敬意と愛情が感じられます。
私の母方の祖父母の家は,戦時(前?)中,軍用犬を飼っていたとかで,
私が物心ついて遊びに行くと,犬と猫がいました。
スピッツが4匹いたときは,
ベアは,大変賢く,眼鏡をかけたり,新聞を取ってきたり,なかなか優しい性格でした。
ラッシーは,ちょっと気むずかし屋。
ボコは,庭に放し飼いでしたが,アホなのか元気がとりえ。
バフは,やたら吠えて恐い犬(でも,案外優しい)。
犬猫屋敷と噂されていたようで,よく,犬が置き去りにされてました。
捨てポインターが,2度預かられましたが,大きくて暴れん坊で・・・。
それぞれの犬が死んだ時は,それなりに悲しい思いをしました。
その後,マルチースのボン,シェットランドのピーター,と居ましたが,
年寄り二人が,人間と同じモノを与えるので,食べ物にしか反応しない
アホな吠え犬になってしまい・・・。これらは,私はいい思いではありません。
だって,デブデブで,散歩に行こうにも心臓が弱くて大変でした。
その点,猫は”我関せず”なんですが,抱きやすいという大きさですから,
犬よりも身近なお友達ですが,呼んでも来てくれません・・・。
ですが,死んじゃうと,親族が亡くなった時以上に泣きました。
映画を観ながら,涙が止まりませんでした。
死んだスキップ(犬)が可哀想というのではなく,
そう,過ぎ去った少年の日々に対して,涙が止まらなかったのです。
*1:最近の動物映画のオチャラケ雰囲気に辟易,”オバカな”とかもう嫌です。