magurit’s blog

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『AΩ』小林泰三

 

ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)

ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)

 以前の*1から,気になって熟成してあったものをついに読みました。
 一気に読めてしまいました*2
 グロイ描写は,『玩具修理者』で体験済みだったのと,解説の小谷真理*3
 書いていたので,心の準備はできていたが・・・・・。
 確かに,ウルトラマンの様に,悪の宇宙人?を追ってきた宇宙人”ガ”と接触して
 死んでしまった人間の一人に寄生?して,再生・復活させて,戦うのだが,
 戦闘体型(バトルモード)になると,ウルトラマンの様に3分とは言わないが,
 エネルギーが無くなると動きが緩慢になり,体組織が生え替わる!!(笑)。
 エネルギーがなくなって,人間モードになったときには,足は生え替わる。
 その描写が,映画「遊星からの物体X」の触手の様で,・・・・グロイ!!
 変身の前に,怪獣に足を食いちぎられてしまったり,とにかく,生身のボディは
 人間の細胞の限度をわきまえている。
 また,悪の宇宙人や,レプリカント(人間もどき)は,まるでデビルマン
 出てくるジンメンの様な形になってしまうので・・・。これもグロイ。
 最後に意外な発見*4をすると
 同時に,唸ってしまいます。
 「宇宙人寄生物」としては,SFホラーというより,SFスプラッターでは?
 

*1:アマゾンで,『鉄腕バーディ』を見つけたのは,マイリストの「ウルトラマン的作品??」の中にあったと思うのだが,そこにこの作品もあった

*2:文庫494頁

*3:ジェンダーSFとして,大賞にノミネートされた作品だそうです。http://gender-sf.org/sog/sog2001/kotani.html

*4:ネタばらしになるので,ヒントは,この頁とだけ