- 作者: フランク・シェッツィング,北川和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 225回
- この商品を含むブログ (125件) を見る
オモシロイ!!これは,大当たり。
先日,『海竜めざめる』を読み終えたところに,新刊の海洋SFが登場。
帯によると,ドイツで『ダ・ヴィンチ・コード』とトップを競い合ったそうですが,納得。
上・中・下の三巻構成のうえに,1冊が500頁強。
ちょっと,逡巡しましたが,海洋生物物に目がないので,
とりあえず,上を読むことにしました。
映画化も決定しているそうですが,
登場人物の年齢や性格から『アビス』の様な雰囲気を想像しながら
通勤の行き帰り,昼食を摂りながら,読んでいます。
上の200頁を過ぎたところですが,ここまでは満足!!
上が終わってから中に進むか考えるつもりですが,この展開なら・・・(微笑)。
200頁を越えた辺りに登場する最初の異変ですが,
私の予想では(ネタバレになるかも?)
スクリューや船底にゼラチン状の硬化した物質が固まっている
「深海底にいるヌタウナギが巨大化したものでは?」
久々にワクワクしながら読んでいます。(08.05.02追記)
400頁まで読み進めました*1。
”スクリューや船底のゼラチン状物質”の謎は未だ解明されず。
それどころか,さらに不可解な展開に・・・。
いやぁ,息つくまもない。
久々に本を読む楽しさを味わっています。(08.05.07追記)
- 作者: フランク・シェッツィング,北川和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (86件) を見る
エッ!?エッ!?っていう展開です。えっ?死んじゃうの?
大地が壊れる?この描写力は,凄いです。
生物系のポリティカルフィクションかと思っていたのですが・・・。
ますます,オススメです。(08.05.11追記)
(中)も終盤に入りました。
『未知との遭遇』『ET』『アビス』『インデペンデンス・ディ』『コンタクト』。
個性溢れる登場人物達。彼らはどうなっていくのだろうか・・・。
土日から今日,とっても寒い。北海道は雪。GWは30度になった
地域もあったというのに。それに,中国,四川省で大地震。
この作品を読みだしてから,なんだか恐いです。
地球温暖化論争よりもこの本を読んだほうがいいですね。(08.05.12追記)
- 作者: フランク・シェッツィング,北川和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
登場人物が消えていくからでも,内容でもありません。
「あぁ,この物語は,あと1冊,500頁で終わってしまうんだ。」
というものです。(08.05.13追記)
(下)も読了してしまいました。
文字の大きさからすると比べモノにはならないかもしれませんが,
3冊以上の連続小説で堪能したのは,『指輪物語』以来でしょうか*2。
鉄則を破って,夜中まで読んでしまいました。
だって,電車の片道か,昼休みに読み終えたら,帰りに読むモノがなくなりますから。
しかし,読み終えてしまいました。ドラマを見ているような,
そのフィクションの世界に浸りきっていました。気持ちよかった。
封切り映画を見終わった後,映画の冒頭が靄がかかったように,彼方の記憶になって
いるのと似たような感覚です。
「明日から,もう一回読もう。もう一回初めから読みたい」
と思いました。(08.05.15)