- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 単行本
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連れ合いが帰郷したので,自分の食べるものぐらいは自分で調理*1。
昨秋から圧力鍋を使ったカンタン料理をするようにはなったが,
「レパートリーを増やしなさい」と言うので,
「そろそろ,ちがうものを作ってみるか」と。
3日目を迎え,「何を食べたいのか」が見えなくなってきた。
ちょうど,この本を読み始めた処,いきなり「力パスタ」。
カパスタではありません。ちからパスタです。
イカスミ・ソースは”イカ臭く,イカ独特のエグイ味”の記憶があるのだが,
著者が一番最初に持ってきたのだから,その辺りは消えるのだろうとタカを括る。
力うどんなどの餅系は好きなので,さっそく試してみることに。
著者オススメのショート・パスタ*2を茹でながら,
フライパンで餅を焼きます。
”レトルトのイカスミパスタソースと餅を絡める”段になったので,袋をカット。
うっ,やっぱりイカ臭い。
しかし,「いきなりアレンジはしない」主義なので,とりあえず本文通りに。
餅とイカスミを絡めて,食器の中央に。
残ったイカスミに茹で上がったパスタを投入。
ああリボンも汚れていく。黒いリボンって縁起でもないような。
ざくざくっとまぜて,餅の上にのせます。
海苔をはらはらと撒きました。
さすがに,イカの臭いが気になるので,ガーリックと胡椒をパラパラ。
・・・まわりからこぼれる有様が産廃っぽくて悲惨でした。・・・しかし,
あとはメンタルな問題です。味はいいに決まっているのですから,わざわざ
「コールタール」とか,「ヘドロ」とか「干潟の汚染」とか考えなければ
いいのです。
産廃っぽく,コールタール,ヘドロ,干潟の汚染
あとはメンタルな問題です
私だって他人が作ったらこんな恐ろしいもの食べません。
どう見ても毒が入っていそうです。食べたら死ぬかもしれない。
そうだ遺言を書いておこう。そんな見た目です。
勇気を出して,さあ食べましょう。
おそるおそる食べました。
おっ,いけます。
イカのエグイ味はしません。餅も美味しい。
調子に乗って,別バージョンを作りそうです。
この本,役に立ちそうです(笑)。