交流発電機を発明した,ニコラ・テスラが亡くなって今年は150年。
テスラの名前を知る人は少ないかもしれない*1。
電灯を発明したといえば,エジソンになるのだが,彼の元に難民のテスラが転がり込んで
電気関係の発明競争が始まった。今,家庭のコンセントから得られる電気は”交流”と呼ばれるが,
エジソンは,”直流発電”を推進していた。それに対してテスラは”交流発電”。
直流では,長距離に電気を送れないのがネックと言われていた。
数学に弱い,エジソンに対し,科学知識の豊富なテスラが,電気の性質に基づいて
発電機を開発していったのは自明の理であったようだ。
エジソンは,”交流より直流の方が安全”と様々なデモンストレーションをし,テスラも負けじと
”交流の安全性をデモンストレーション”した。
◆火花散る発電機のそばで本を読むテスラの写真の切手↑
結果的に,交流が勝利するわけだが・・・。
”科学”は地球が滅びる・滅びないに関わらず,進歩を目指すもの。
あとは,マイナスの方向にいかに進まないか,修正していく科学技術を研究していくしかない。
*1:某宗教団体が彼の博物館を訪ねて研究資料を読んでいたとか話題になったぐらいか・・・