--東大に集められた学術標本が街に飛び出す--
↑興和不動産の応接室に展示されている東大所蔵の動物の骨格標本
(2006.12.20・水曜 読売朝刊より 引用)
いいなぁ,これ。
「モバイルミュージアム」というアイデアが面白い*1。
総合研究博物館が,開館から10年で開いた企画展は60回。本館と分館を合わせても,
年間8万人程度の集客しかなかったらしい。
モバイルミュージアムを企画した西野嘉章教授(54)には「人が来ないのなら,
自ら飛び出して,本物に触れてもらう機会を作ろう」という思いがあった。「公立
博物館も,県庁や学校の空き教室を使って,こうした試みができるはず」とも呼び
かける。
視点を変えることで,博物館の所蔵品は新たな価値も生む。
資源探査の為に行われた国内のボーリング調査のサンプルが約5万本。
100万点を超える植物標本。
「その植物標本を乾燥させるのに使った新聞紙も貴重な資料」と捉えているのも
オモシロイ*2。
「記事や写真はマイクロフィルムなどで保存できても,『もの』としての新聞は
『新聞紙』でなければ残らない。標本そのものにとってはゴミだったものが,宝
に生まれ変わる」
この感覚は,イメージできます(笑)!
この夏の引越の荷造りで,実感しましたから・・・*3。