magurit’s blog

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「教育ルネサンス  No.477  東大解剖----第2部」より

 --東大に集められた学術標本が街に飛び出す--

  ↑興和不動産の応接室に展示されている東大所蔵の動物の骨格標本
  (2006.12.20・水曜 読売朝刊より 引用)

  いいなぁ,これ。
 「モバイルミュージアム」というアイデアが面白い*1
  総合研究博物館が,開館から10年で開いた企画展は60回。本館と分館を合わせても,
 年間8万人程度の集客しかなかったらしい。

  モバイルミュージアムを企画した西野嘉章教授(54)には「人が来ないのなら,
 自ら飛び出して,本物に触れてもらう機会を作ろう」という思いがあった。「公立
 博物館も,県庁や学校の空き教室を使って,こうした試みができるはず」とも呼び
 かける。
  視点を変えることで,博物館の所蔵品は新たな価値も生む。

  資源探査の為に行われた国内のボーリング調査のサンプルが約5万本。
  100万点を超える植物標本。
  「その植物標本を乾燥させるのに使った新聞紙も貴重な資料」と捉えているのも
  オモシロイ*2

 「記事や写真はマイクロフィルムなどで保存できても,『もの』としての新聞は
 『新聞紙』でなければ残らない。標本そのものにとってはゴミだったものが,宝
 に生まれ変わる」

  この感覚は,イメージできます(笑)!
 この夏の引越の荷造りで,実感しましたから・・・*3

*1:興和不動産は,3年間,1200万円/年を寄付して,移動博物館計画を支援

*2:「北はモンゴル,サハリンから,南はマレーシアまで,明治以降の各地で発行された新聞が400紙」

*3:といっても,私の持ち物は展示にはならないけれど