新聞を整理していたら
「卵を抱いたテカギイカの撮影に成功」
北太平洋に生息するテカギイカが,2500メートルの深海で,卵塊を抱えて育てている
様子を,米研究チームが撮影した*1。
イカは,海底に卵をうみつけたり,海中に放出したりして,自然に孵化させるも
のが多く,こうした育て方は珍しい。英科学誌ネイチャーに発表した。
卵塊は2枚の膜に包まれた円筒状になっており,2000〜3000個の卵がある。テカ
ギイカは,腕の吸盤がカギになっていて,このカギで卵塊を引っ掛ける。深海は溶
け込んでいる酸素が少ないため,30〜40秒おきに腕を伸ばしたり,縮めたりしなが
ら新鮮な海水を送り込んでいた。孵化には6〜9ヶ月もかかり,親イカは蓄えた栄養
を使い,徐々に動きも鈍くなるが,こうした犠牲と引き換えに,子供の生存率を高
めているらしい。
(2005.12.24.土 読売新聞・夕刊)
という記事が見つかった。深海には,まだまだ謎が多い(あぁ,ロマン*2の香・・・)!