magurit’s blog

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カリンニコフのその後

 ここ数日,交響曲第1番を何度聞いたことだろう。
 久しぶりにCDをエンドレスリピートで聴いた。
 1楽章の叙情的かつスリリング,ドラスティックな展開を思わせる導入。
 2楽章の緩やかな中に秘められた熱量の大きさ。
 3楽章のオーソドックスなスケルッオ。これが,終楽章への隠し味になろうとは。
 4楽章で,再び1楽章のモチーフを発展させながら,大団円に導く流れ。

 こんな凄い曲・作曲家について知らなかったのが不思議な感じがする。

 初めて,ライナーノーツを読むことにした。
 なんと,1897年に書かれた曲であり,カリンニコフ自身も34才という若さで,
 夭折したという。グラズノフやアレンスキーと同世代。
 34才だとCDも少ないだろう。
 しかし,注目していきたい作曲家の一人として私のMEMOに残った。
 

カリンニコフ:交響曲第1番ト短調/第2番イ長調

カリンニコフ:交響曲第1番ト短調/第2番イ長調