No.10
●投稿者:マグリット(♂)
●投稿日:04月22日(月)01時23分47秒◆トランスなデュオ
関西出身で,世界的なギターデュオに”ゴンチチ”がいる。
日本でデビューしたが,売れずにヨーロッパ,特にドイツで評価が高まり,
逆輸入の形で再評価された(冨田勲は,アメリカからの逆輸入)。名前はご存知でなくとも,彼らの作った曲は,ありとあらゆるCM・トレ
ンディードラマ(死語ですなぁ)等のBGMに使われている。
CDショップでも,”ゴンチチ”というコーナーは必ずあるはず。ゴンチチのゴンは,ゴンザレス三上という,天才的ギタリスト。
ゴンチチのチチは,チチ松村という,クラゲ飼育のエキスパートにして,
トランスなものに価値を見いだすことが得意な人間。この二人のアルバムなら,どのアルバムを聴いても,まずハズレはない。
分野はあえて言うなら”ニューエイジミュージック”。
リズミカルでポップな曲から,郷愁を呼び起こすような,切ない曲を変幻
自在に操ってみせる。私のお薦めは,アルバム『冬の日本人』の中の「月下の栗」。これほど,
あたたかく心に水波を拡げていく曲はない。音楽によるヒーリング等と言って,古典音楽を適当に見繕ったライト・
クラッシックアルバムがあるが,そんなエセ癒し系ではない。真の”気持ち
よくなる音楽”を探している人には,ゴンチチしかない。
- アーティスト: GONTITI
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1990/06/21
- メディア: CD
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