携帯電話よりも・・・
数年前,定年退職した先輩からPCにメールが届いた。
「ついに携帯を買いました」と。PCメールには,携帯のアドレスが記載されていた。
私の携帯にPCからメールをくれるのに・・・(微笑)。
「もっと面白いかと思っていたのに,PCの方がいい。画面の幅も広いし・・・。」
私の母と変わらぬ年齢。私よりも二回り年輩なのに(だから?),PCもリンゴを
新しくしていっている*1。
年に1,2回,出かける海外旅行も”歩くツアー”。私の方がよっぽど軟弱だ(笑)。
PCにマックを勧めたのは,自慢ではないが私。当時はMS-DOS全盛,Winも3.1が拡がろうとして
いた。そんな時に私に「PCを買おうかと思うのだけど,オススメは?」
「今からコマンドを覚えたり,複雑な設定をしないといけないとなると,周りの人が大変ですね。
だったら,リンゴをオススメします。リンゴなら,かなり自分で解決できると思いますし,PC
嫌いの私でもなんとかなりますから・・・。」
旅行の度に,スケッチをマウスで清書して手紙をくれた。
そのうち,デジカメを使いこなし,絵葉書は旅の写真になった。
事前に,宛名シールを印刷して持って行き,現地の絵葉書に貼って送ってくれる。
年賀状でさえも,面倒くさいと言っていた人の変貌には驚きを覚える。
*1:OSも私よりも最新だろう
『青い花②』『大奥②』
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- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: コミック
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この作者の作品はどれも”あたたかい”ので好きだ。ストーリーもよく練られているし,
台詞の一つ一つが”じわっ”とくる。
![大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302)) 大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51SVES5X65L._SL160_.jpg)
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この作品は,小説を読むように時間がかかる。構成がしっかりとしていて,じっくりと
読み込んでしまう。そして,予想通り,②巻も圧倒されてしまった。
この作者の力量は相当なものだと思う。
「ホール・イン・ワン」
東洋ガラスが作っていた「グラスパズルシリーズ」の一つ。
このガラスコップの中に入っているゴルフボールは,
どうやって入れたのか?というのが,問題の1つ。
(私も答えを知らない)
そして,もう一つの問題が,中に一緒に入っているティーに
ゴルフボールを乗せて立たせるというもの。
トンチ的な答えではない。グラスを上下逆さまにして,
ティーをボールの上に乗せて,ボールをグラスの底の方に押し付けながら,
グラスを正立させるだけ。ちょっと,コツをつかめば簡単。
イライラしないように,集中させるのがコツ。
追記
12/18夜半から12/19にかけて
http://d.hatena.ne.jp/magurit/20061218#1166456496
http://d.hatena.ne.jp/magurit/20061218#1166456497
http://d.hatena.ne.jp/magurit/20061218#1166456498
http://d.hatena.ne.jp/magurit/20061218#1166456499
を追加しました*1。
◆イギリスのクリスマス切手↑
*1:押しつけがましい気もするなぁ
『黄昏れて初恋』
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『じんじろげの歌』『太陽のエトランゼ』を読んで何年経つだろう。
数年前に出た,自伝的作品?『泳ぎたくない川』もまだ読んでいない。
この本もいつ読むのだろうか・・・・。
機械の歯車の様な,砂を噛む様な毎日を送っていた高校生活。
深夜放送*1で,大人への精神的背伸びを
手伝ってくれた人。そんなキンキンの本だから,大事に読みたい。
きっと,涙するだろう。”過ぎ越し時の流れ”に思いを馳せながら・・・。
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怖さを感じる様になった。職場で文章を書く時は,語りかける相手が,おおよそ
見えている。彼らに,わかりやすく,確認しながら淡々と,一つずつ事実を
繋げていけばよかった。だから(なのに?)「文章教室」という本は,
気になる。お気に入りの作家の文章を例題に上げているのも・・・。
果たして,吉な本なのか,凶な本なのか,それを決めるのは,お金を払った私(笑)。
*1:TBS・パック・イン・ミュージック
「無粋?」
■サンタの木で
大阪市役所前で電飾に輝くトウヒが夜の御堂筋を彩っている。市と企業で作る実行委の
クリスマスイベントの一環だが,実はこの木,「サンタの故郷」としてノルウェー政府が
唯一公認する街,ドローバックからの贈り物だ。
北欧でクリスマスツリーと言えばトウヒ。この時期に伐採されて空路,届けられるよう
になったのは4年前という。ノルウェー側の,親善への願いが込められている。
「サンタの故郷」で生まれた由緒正しいトウヒが見られるのは,日本では大阪だけ。他
国ではドイツ・ベルリンでしかお目にかかれないというから,市も鼻高々だ。
でも輸送に約1500万円かかり,実行委の負担は大きい。そして1か月の展示を終えれば,
他に移すにも金が要るからと焼却処分されてしまう。「親善の証しにノルウェーから持っ
てくることに意義がある。何よりロマンチックでしょ」と市の担当者は言うけれど,もっ
たいない話だ。
つい,無粋なことを考えるから,うちにはサンタが来ないかも知れない。(祝)
(2006.12.19・火曜 読売夕刊より 引用)
”焼却処分”以外に本当に方法が無いのかな?
その木を使って,来年のクリスマス・ギフトを作るとか・・・。
北欧と大阪のコラボで,木のお皿や食器を作って限定品として販売するとか・・・。
単に”焼却処分”という4文字熟語が並ぶと,あまりにも哀しい。
”親善の証しにノルウェーから持ってくることに意義がある。”なんて,なんだか,
偉そうな事を言うもんだなぁ。”ロマンチック=焼却処分”と考えている担当者の顔を
見てみたいものだ・・・。
仮に,薪としてしか使えないのなら,”過ぎ越しの祝い”として,1/15の”とんど焼き”
や過ぎゆく年を送るファイヤー・イベントとしてできないものか?
イベントの参加費を出してもらう事でできるだけ経費を削減し,木切れ,枝などを記念に
持ち帰れるようなことを思いつかないのかなぁ・・・。
サミュエル・マルシャークの『森は生きている』ではないが,都会のまん中で,過ぎゆく
1年と迎える1年の交代の焚き火なんかもいいなぁと思う。
・「時間を切り撮り」さんのブログで紹介されている「大阪市役所前」の画像は美しい!
http://ysnote.blog9.fc2.com/blog-entry-257.html
・「トウヒ」の木については以下参照(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%92
「お山の水族館再開を支援」
◆世界企業に成長・・・恩返し
標高300メートルにある日本一高い”お山の水族館”として親しまれた高松市の「屋島山上水族館」が
23日,「新屋島水族館」として再オープンする。設備の老朽化などで客足が落ち込み,今秋,いっ
たん休館していたが,前身の水族館に世界で初めてアクリルパネルの水槽を取り入れたことをきっか
けに,急成長した地元企業が「ぜひ,恩返しを」と一肌脱ぎ,よみがえらせた。
水族館は,1969年に四国電力の子会社などが出資してオープン。源平合戦の舞台にもなった屋島観
光の目玉施設だった。
当時,水族館の水槽はガラス製が一般的で,同水族館に設置予定の水槽も強度を保つため,周囲に
等間隔で柱が据え付けられる予定だった。しかし,水族館側が「柱が観賞の邪魔。どうにかかくせな
いか」とプラスチック製品やすし店の活魚水槽をつくっていた日プラ(香川県三木町)に相談。同社
は強度があり,透明度も高いアクリルパネルに着目,パネルを何枚も張り合わせる特殊技法を考案し,
水族館用水槽を世界で初めて完成させた。
アクリル水槽は視界を遮る柱がないため,「まるで海中にいるよう」と来場者の間で評判を呼んだ。
その後,同社には大阪の海遊館,沖縄の美ら海水族館のほか,米,豪州など世界40か国からアクリル
水槽の引き合いが相次ぎ,現在,世界シェア(市場占有率)は30%強という。
70年代には年間50万人近くが訪れる人気スポットだった同水族館だったが,施設の老朽化や観光客の
減少で,ここ数年は来場者がピーク時の5分の1以下まで落ち込み,今年10月から休館していた。この
窮状に,日プラが「屋島の水族館は,わが社の成長の出発点」と支援を申し出,地元企業と協力して再
建に乗りだした。
新しい水族館には,目玉となるアクリルパネルの回遊プール(直径10メートル,高さ地上2.2メートル,地下
2メートル)が新設され,飼育している2頭のイルカの泳ぎを,360度どこからでも眺めることができる。ま
た,ヒトデやナマコに触れられるタッチングプールや見物客がエイに餌を与えるミニ水槽も作った。
敷山哲洋社長(73)は「子供たちが一日いても飽きない場所にしたい。あの活気を再び」と期待して
いる。(2006.12.19・火曜 読売夕刊より 引用)
日プラの”「屋島の水族館は,わが社の成長の出発点」”というのは侠気(オトコ気)”を感じますねぇ。
水族館の目玉がこの記事では,少し寂しいけれど,”旭山動物園”のように新工夫を凝らしている
ことでしょう。にぎわう事を予想しましょう。
「オトコ気」遺伝子発見
生物進化オス誕生の鍵
生物はもともと女性で,男性は女性から変化して生まれた----。生物進化の過程でオスが誕生する
鍵となった遺伝子を,日本の研究グループが世界で初めて発見した。新遺伝子は,OTOKOGI
(侠気:おとこぎ)と命名し,19日付けの米科学誌カレント・バイオロジーで報告した。
◆東大研究グループ,世界初◆
男女間で生殖する有性生殖は,性が異なる二つの細胞がくっついて遺伝子を交換する「同型配偶」
から出発,その性が後に,精子を作るオスと卵子を作るメスへと進化したと考えられている。
東京大の野崎久義助教授(生物科学)らは,緑藻「ボルボックス」の新種のお株から,オス特有の
遺伝子OTOKOGIを発見。この遺伝子が,同型配偶するクラミドモナスという緑藻の性を分ける
遺伝子から進化し,精子の核にあるたんぱく質を作ることを突き止めた。
ボルボックスと遺伝的に近いクラミドモナスはプラスとマイナスの性があり,特定の遺伝子を持つ
とマイナスの性になるが,どちらがオスとメスに進化したかは不明だった。今回の研究で,性を分け
る遺伝子を持たない生物がメスで,この遺伝子を後から持つようになったオスが生まれた可能性が高
いことがわかった。野崎助教授は「日本人が見つけた男性に最も重要な遺伝子という意味で侠気と名
づけた」と話している。(2006.12.19・火曜 読売朝刊より 引用)
ちょっと,”侠気”という意味とは違う感じがするけれど・・・。
ボルボックスは,細胞数の少ないクラミドモナスの仲間が集まって”群体”という形で
存在する植物プランクトンだったと思います。丸くて緑色の編み目模様で,綺麗なんです。
黄鉄鉱という立方体や八面体の鉱物も「自然にこうなるの?」と驚きますが,ボルボックスの球形も
なかなかのものです。プラグインが見つかれば,ここにビデオキを入れるのになぁ。
試験管の中で見たものは肉眼で存在がわかり,結構早く動きます。
試験管で培養するのは,なかなか手間暇がかかるようで,知人曰く「二層培地*1がいいけど
ハイポ●ックスの1000倍希釈液でもいいんだ。ただ,試験管などを乾熱滅菌・オートクレーブ(高圧釜)で
消毒しないとね」と。
「温度と電磁波で一度で殺菌できないの?例えば,電子レ●ジで煮沸するとか・・・」と尋ねると,
「それは,10年前に試したんだよ。するとね,強力過ぎて,アメーバを植え継いでも簡単に増えない
んだ。それで,強引にミズカビを放り込んだら一気に増殖したんだ。後は,時間や温度・培養液の濃度の
関係を調べたらいいのだけど,なかなか忙しくて,一介の教師風情にはね・・・。」と。
「ボルボックス」については以下参照(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
*1:※※カルシウムと土の二層