- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2010/02/18
- メディア: 単行本
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5巻は、高Ⅱになっての演劇祭がメインです。
劇は、三島由紀夫の「鹿鳴館」。
読んだことはありませんが、着物と洋装が混在する
日本史上、実にエキゾチックな時代だったと勝手に想像しております。
劇中のセリフを通して、登場人物たちの心と過去の出来事を
きれいに繋いでいく手法には、驚かされました。
実にスマートかつドラマチックな演出ですね。
この作家さんの他の作品でもそうなのですが、
伏線を回収しつつも予断を許さない展開が実に魅力的です。