magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

『凶獣リヴァイアサン』

  

凶獣リヴァイアサン〈上〉 (創元SF文庫)

凶獣リヴァイアサン〈上〉 (創元SF文庫)

核起動まで24時間

不死身の凶獣に,人類は勝利するのか?

  火炎放射の原理は,ホソクビゴミムシと同じ原理*1とは。
  

凶獣リヴァイアサン〈下〉 (創元SF文庫)

凶獣リヴァイアサン〈下〉 (創元SF文庫)

ノンストップの面白さでした。

  

*1:他のホソクビゴミムシ科のゴミムシ類と同様、外敵からの攻撃を受けると、過酸化水素とヒドロキノンの反応によって生成した、主として水蒸気とベンゾキノンから成る100℃以上の気体を爆発的に噴射する。この高温の気体は尾端の方向を変えることで様々な方向に噴射でき、自在に攻撃を受けた方向に吹きかけることができる。このガスは高温で外敵の、例えばカエルの口の内部に火傷を負わせるのみならず、キノン類はタンパク質と化学反応を起こし、これと結合する性質があるため、外敵の粘膜や皮膚の組織を化学的にも侵す。人間が指でつまんでこの高温のガスを皮膚に浴びせられると、さすがに火傷まではいかないが、皮膚の角質のタンパク質とベンゾキノンが反応して褐色の染みができ、悪臭が染み付く。Wiki”ミイデラゴミムシ”より