magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

『夜の果ての街』

  

夜の果ての街〈上〉 (光文社文庫)

夜の果ての街〈上〉 (光文社文庫)

  
夜の果ての街〈下〉 (光文社文庫)

夜の果ての街〈下〉 (光文社文庫)

 ずっと,本(小説)が読めなかったんですよ。
 といっても,今,読んでる場合では無いというのも判ってるのですが。
 
 この本,分厚い二分冊でしたのし,
 帯の文字に”タンゴ”,”ノアール”なんて言葉が散りばめられているので,
 「朝松さん,魔術や怪奇とは違う作品書いたんだなぁ」と,ずっと思っておりました。
 で,捜し物をしてる時に,めくれた頁を何気なく読むと,
 「あれ?これ,魔術,怪奇,あちらの世界たっぷりではないですか・・・」
 そして,読み始めました。
 自分の周りの空気がネットリとしてきました。
 つい,空気の中の何かの匂いをスキャンしてしまいます。
 こんな感覚,ハルキ文庫から『凶獣幻野』『天外魔艦』『屍食回廊』『魔犬召喚』と,
 出る端からズブズブと沈み込んでいった時以来だ。
 『深海のYrr』に深海の脅威を感じるのとはちょっと,違う。

あってはならない何モノかの影を感じてしまうのだ。

  

凶獣幻野 (ハルキ文庫)

凶獣幻野 (ハルキ文庫)

  
天外魔艦 (ハルキ文庫)

天外魔艦 (ハルキ文庫)

  
屍食回廊 (ハルキ文庫)

屍食回廊 (ハルキ文庫)

  
魔犬召喚 (ハルキ文庫)

魔犬召喚 (ハルキ文庫)