フランス映画を観ているような・・・。
キャバレー《ピクラッツ》の踊り子アルレットが酔っぱらって
警察に現われ,昨夜伯爵夫人殺しを企んでいる二人連れの客の会
話を盗み聞きした,客の一人はオスカルと呼ばれていた,と告げ
ていく。間もなくアルレットは,自宅で絞殺死体で発見される。
メグレはすぐ《ピクラッツ》を調べるが,オスカルなる客の存在
は誰も知らない。つづいて伯爵夫人の死体発見の報がはいる。オ
スカル・・・アルレット,オスカル・・・伯爵夫人を結ぶ線は何か。モ
ンマルトルを舞台に,司法警察の捜査網は謎の男オスカルをしだ
いに追い詰めていく。
(河出書房新社 第7巻 裏表紙より引用)
第5巻『メグレと幽霊』の前の話。
登場人物*1は,
メグレ,ロニョン,部下(ラポワント,リュカ,トランス,ジャンヴィエ,)
ムルス(鑑識),ポール医師(検死官),
フレッド・アルフォンソ(ピクラッツの主人),ラ・ローズ(フレッドの妻),
アルレット(ピクラッツの踊り子,最初の被害者),ベテイ(踊り子),
タニア(踊り子),”ばった”(ボーイ),デジレ(ボーイ),
ブロック(町医者),フィリップ・モルトマール(男色者),
ロザリー・モンクール(料理女),
*1:展開に関係ある登場人物に限定しています