- 作者: 片桐はいり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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先週の新聞書評で,女優の片桐はいりさんの「フィンランド・ロケ」での
1ヶ月をエッセイにした『わたしのマトカ』が紹介されていた。
早速注文。今日届いた。食事そっちのけで,ドンドン読んでしまった。
面白かった,そして,・・・・懐かしかった(涙)。
もう,何年前になるのだろうか。
初めての海外旅行が,フィンランドのオーロラ観光。
それも一人旅*2。
パック・ツアーだけど,個人旅行の様な形態。バウチャーは全て,関空で前渡し。
3月の下旬の事だった。フィンエアーで9時間*3。
お昼に乗って,現地の夕方4時に着く。
実時間よりも,生活感覚にずれがなくて助かった*4。そして,澄み渡る青空。
空港バスは,外装も内装も美しい青だった。
窓から,一人寂しく空を眺めるとそこには”彩雲*5”。
不安よりも,夢気候を予感させる様な旅の始まりだった。
中山可穂の『熱帯感傷紀行』を読んだ時も,
越智幸生の『小心者の海外一人旅』を読んだ時も,
「そうそう,こんな気持ちだった」,
「そうそうほとんど単語の羅列だった」と,
懐かしく涙が出てきた。
「マトカ」とはフィン語で「旅」の意味だそうな。
映画「かもめ食堂」の撮影の為,フィンランドでの1ヶ月。
市場で,「1リットル単位」で,野菜や果物を買って生活をし,
「地獄」という名のクラブも覗いたとか(笑)。
それにしても・・・・ストックマンデパート,アカデミア書店,
ヘルシンキ中央駅,トラム(路面電車),イッタラ・ガラス,
真っ黒なグミキャンデーの「サルミアッキ*6」,
ベリーのジャム,ベリー風味の甘い酢漬け・・・・。
文字を追うだけで,目の前に風景が浮かび上がる。
「かもめ食堂」を見に行かないといけないな。
そして,なんとか死ぬまでにもう一度”スオミ”の土地を踏みたい。
片桐さん,キートス*7!!
- 作者: 中山可穂,平尾香
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らくらく旅のフィンランド語 (持ってて安心!いちばん簡単な旅会話)
- 作者: 山川亜古,三修社編集部
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*1:isbnを手入力:涙
*2:フィンツアーは二人から催行なので,催行決定の日に飛び込んだ
*3:2−5−2の座席のど真ん中!
*4:本来は,そのまま国内便に乗り換えて,キッテラという北極圏に移動の予定だったが,スキーのワールド・カップの試合の影響で宿が抑えられず,初日はヘルシンキ泊。旅行社は,初の海外旅行なら余裕があっていいですよ,と気楽に説明してくれた。しかし,当初,現地で借りる予定の防寒具類が入手できず,旅行社にトイレから文句を言う。結局,スノーボートのツナギを借りたが,これが暑くて,走ると汗だく。しかし,格安で借りられた。現地は,若者でも英語がわかる人は少なく,だけど,わかる人は,すごくゆっくり話ししてくれるので英語コンプレックスの私でも,大体言いたいことはわかった。それにしても治安がいい
*5:虹の様に5色に色が変わっていく雲
*6:これには甥っ子も涙を流して吐き出した:笑
*7:フィン語で”ありがとう”の意味