magurit’s blog

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『わたしのマトカ』

 

わたしのマトカ

わたしのマトカ

 ”はまぞう”がお願いを効いてくれないよぉ*1
 先週の新聞書評で,女優の片桐はいりさんの「フィンランド・ロケ」での
 1ヶ月をエッセイにした『わたしのマトカ』が紹介されていた。
 早速注文。今日届いた。食事そっちのけで,ドンドン読んでしまった。
 面白かった,そして,・・・・懐かしかった(涙)。
 もう,何年前になるのだろうか。
 初めての海外旅行が,フィンランドのオーロラ観光。
 それも一人旅*2
 パック・ツアーだけど,個人旅行の様な形態。バウチャーは全て,関空で前渡し。
 3月の下旬の事だった。フィンエアーで9時間*3
 お昼に乗って,現地の夕方4時に着く。
 実時間よりも,生活感覚にずれがなくて助かった*4。そして,澄み渡る青空。
 空港バスは,外装も内装も美しい青だった。
 窓から,一人寂しく空を眺めるとそこには”彩雲*5”。
 不安よりも,夢気候を予感させる様な旅の始まりだった。
 中山可穂の『熱帯感傷紀行』を読んだ時も,
 越智幸生の『小心者の海外一人旅』を読んだ時も,
 「そうそう,こんな気持ちだった」,
 「そうそうほとんど単語の羅列だった」と,
 懐かしく涙が出てきた。
 「マトカ」とはフィン語で「旅」の意味だそうな。
 映画「かもめ食堂」の撮影の為,フィンランドでの1ヶ月。
 市場で,「1リットル単位」で,野菜や果物を買って生活をし,
 「地獄」という名のクラブも覗いたとか(笑)。
 それにしても・・・・ストックマンデパート,アカデミア書店,
 ヘルシンキ中央駅,トラム(路面電車),イッタラ・ガラス,
 真っ黒なグミキャンデーの「サルミアッキ*6」,
 ベリーのジャム,ベリー風味の甘い酢漬け・・・・。
 文字を追うだけで,目の前に風景が浮かび上がる。
 「かもめ食堂」を見に行かないといけないな。
 そして,なんとか死ぬまでにもう一度”スオミ”の土地を踏みたい。
 片桐さん,キートス*7!!
   
熱帯感傷紀行―アジア・センチメンタル・ロード (角川文庫)

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小心者の海外一人旅―僕のヨーロッパ放浪日記 (PHP文庫)

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小心者の海外一人旅・アメリカ大陸を行く (PHP文庫)

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ゴー!ゴー!フィンランド

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心が雨漏りする日には

心が雨漏りする日には

    少女セクト(2) (メガストアコミックス)
コミック 百合姫 2006年 06月号 [雑誌]

*1:isbnを手入力:涙

*2:フィンツアーは二人から催行なので,催行決定の日に飛び込んだ

*3:2−5−2の座席のど真ん中!

*4:本来は,そのまま国内便に乗り換えて,キッテラという北極圏に移動の予定だったが,スキーのワールド・カップの試合の影響で宿が抑えられず,初日はヘルシンキ泊。旅行社は,初の海外旅行なら余裕があっていいですよ,と気楽に説明してくれた。しかし,当初,現地で借りる予定の防寒具類が入手できず,旅行社にトイレから文句を言う。結局,スノーボートのツナギを借りたが,これが暑くて,走ると汗だく。しかし,格安で借りられた。現地は,若者でも英語がわかる人は少なく,だけど,わかる人は,すごくゆっくり話ししてくれるので英語コンプレックスの私でも,大体言いたいことはわかった。それにしても治安がいい

*5:虹の様に5色に色が変わっていく雲

*6:これには甥っ子も涙を流して吐き出した:笑

*7:フィン語で”ありがとう”の意味