magurit’s blog

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「クロサギ」を読んでいて

 ヤング・サンデー連載のマンガに「クロサギ」という
 詐欺師を食う詐欺師の話*1があります。
 最新号では,二人組の詐欺師の悪巧みにあった被害者*2と主人公のクロサギとの会話。

 クロサギ「・・・あんたらみたいなやつらを見てると、本当にムカついてくぜ・・
     ・!!なんで、あんたは自分の頭でものを考えないんだ。
     なんで゛弁護士゛の言うことなら、みんな正しいと思う?バッジをつけ
     てるからか?国が保証してるからか!?司法と正義はイコールじゃない。
     どう使うかで運命が分かれる。たとえ少々無茶な解釈でも、法廷で認め
     られたら、それが正しいってことになるんだ。それなのにおまえらは、
     『法律は正しい人間を守ってくれるもの』と信じ切って、学習もしなけ
     りゃ警戒もしねぇ・・・!!法の基本原則なんて、建て前みたいなもん
     だ。法律は社会秩序を維持するためのもの。断じてあんたや、あんたの
     家族を守るためのものなんかじゃねぇ・・・。あんたが死んだって、
     社会にはなんの痛手もないけど、家族や従業員は困るだろ。だったら
     なんで、そいつらのために自分の力で戦わない?法律じゃ、××も△△も
     潰せないし・・あんたもあんたの家族も助からないぜ。」
 被害者 「でも・・・そんなのっておかしいじゃないか・・・正しい人間を助け
     てくれないなんて・・・」
 クロサギ「そう、やっと気づいたなおっさん。それが法律(社会の掟)ってもん
     なんだよ。それに対抗するには、゛自分の掟゛で戦うしかないんだ。」

 
 

クロサギ 8 (ヤングサンデーコミックス)

クロサギ 8 (ヤングサンデーコミックス)

 少し前の話は,「粉飾決算」と「風説の流布」にまつわる詐欺の話でした。
 ラ○ブド○の事件のすぐ後に掲載されたから,そのネタの取り入れる速さに
 驚きました。
 あくまで,フィクションですからね。

*1:後者の詐欺師をクロサギと呼ぶ

*2:両方に擦り寄って金を吊り上げる弁護士もいる話