日付が,8/29になっているのに気がつかず,一応登録して
から編集中に気がついた。「日付がずれた・・・」
日付だけ変更して再登録すると,同じ内容の文章が
クローンのごとく*1
出来てしまった(苦笑)。
昨夜の文章の中で「愚民化政策」という言葉を使ったが,
こんな本を昨年買って,職場で「積読」になっていた。
- 作者: 小谷野敦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/08/26
- メディア: 単行本
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著者の小谷野 敦氏は,「愚民」を以下のように定義している。
私が「愚民」と呼んでいるのは,豆腐屋や靴屋やトラックの運転手や,競馬や
パチンコの好きなお父さんではない。電車の中で七人がけのところに六人で座っ
て詰めようとしない連中や,携帯メール中毒になってじっと携帯を見つめている
若者は,部分的に愚民ではあるが,もし大量に愚民が存在する領域があるとした
ら,それはいわゆる知識人,つまり「大学」や「学者社会」,そして大学院生や
学生たちなのではないかという気が,今ではしている。月曜になると,『週刊現
代』や『週刊ポスト』を,扇情的な記事やらヌード写真目当てに買う人々は,ど
ちらかというと愛している。愚民向け雑誌といえば,『AERA』や『SPA!』
ではないか。前者のお父さんたちは,自分らが愚民だなどとは思っていないだろ
うから,愚民ではない。自分らが選良だと思っている者たちのほうが愚民なので
ある。(228ペ「あとがき-イラク戦争と,大学をめぐって」)
なかなか,面白い本である。
こっそり,読みたい(笑)。
*1:「ごとく」は「あたかも〜のように」だから,似て非なる部分があることになるが,まったくのコピペであるから,クローンそのものだね。