見つけたCTを聴いた。
TBS「パック・イン・ミュージック」。
欽也パックの最終回。
日付を見て吃驚。1981年12.25。
ええっ,26年前じゃん(絶句)!・・・しばらく無言・・・。
「松葉節」「ルート66」と続く。このCTのキンキンは,48才。
店子*1は,永六輔と小坂一也。
4年前の77年に「撮影が忙しくなったので・・・」と番組に出なくなった。
高Ⅰの暮れに,機械の歯車の様な生活に辟易としていた。
海外短波放送*2のブームを終わりを迎えつつあった。
毎日の小テストで居残りしたくないばかりに,遅くまで丸暗記に励んでいた。
そんな深夜に,キンキンと永さんの語りを聴いた。
永さんは,ゴールデンタイムのラジオで馴染みだったので,
キンキンのイメージが,この日を境に変わった。
些細なイヴェントだったが,確実に毎日が愉しくなった。
が,1年ちょっとで,その楽しみが消えた。
復活を待ち続けた。
4年後の81年に,金曜日の放送の穴埋めに,ピンチヒッターで登場したのだ。
永さんとキンキンが語る。
「・・・ボク達みたいなのが,元気でハシャイでいるような社会ならいいんだよ。
ボク等は,炭坑のカナリヤみたいなものです。ボクらがハシャげない様な社会は
恐ろしいからね。でも,今,危機的状況ですね。・・・ 」
「カトリーヌ・コーナー」,”渚のシルエット”の流れるエンディングが。
深夜の1時から3時の放送なので,翌日に差し支えるからと,120分CTに
録音しながら,2時からは,オフタイマーで布団にもぐった。
だが,つい聴きこんでしまい,眠い目を擦りながら登校した。
玉手箱*3だなぁ。