観てきました。
面白かったです。
これなら,
本編シリーズを
知らない人も
観ることができ
ますね。
後ろの席の親子連れ。
「怖いことない?」と尋ねる子供に,お母さんは,
「この話は知らない。昔のバージョンは見てたけど,面白かった。怖い話とは違う・・と思う。」
と説明してました(笑)。
ネタばれになるといけないのですが,
続編がシリーズ化されるとすると,
あのオリジナルなメンバーが登場する必要が無くなったのは間違いありません。
音楽の雰囲気は,
まもなく公開のターミネーターのテーマとSW(エピソード2&3の愛のテーマ)を
連想させるような短調の曲です。
時間軸を整理すると,
・映画「ファーストコンタクト」(ネクストジェネレーション)
・「エンタープライズ(2001.9放送)」は,「宇宙大作戦」の100年前の話。
本作(「宇宙大作戦」のメンバーの若い頃の話なので,役者は総入れ替え)
・元々のスタートレック(「宇宙大作戦」)は,23世紀の5年間の探査行。
・映画「スタートレック1〜6」(5年間の探査行以後の話)
・「ネクストジェネレーション(1987放送)」は,「宇宙大作戦」の80年後の話。
(平行して「ディープスペースナイン」,「ヴォイジャー」が存在。)
・映画「ジェネレーションズ」〜「ネメシス」
なのですが,冒頭の話から「宇宙大作戦」の歴史が書き換えられてしまうのです*1。
歴史が変わってしまったのが何故なのかは,後々判明するのですが,
従来なら,スポックの明晰な計算でタイプワープ*2して戻るんですが。
この歴史を受け入れて,新たな5年間の探査行が始まるのでしょうか・・・?
オリジナルからのファンにとって,
フフフっとなるネタが幾つか,散りばめられてます。
こういうのは,オリジナルを知らない人には分からないでしょうが・・・。
サービスってことか。
どの役者もオリジナルメンバーに似た雰囲気を持った人にしてるようですね。
個人的には,ドクター・マッコイが一番似ていると思います。
スポックは,ボンファーだったのかな?
ミスター・チャーリー(スコット機関長),ちょっと小柄過ぎません?
カークのやんちゃ度は,いいですね。
ウフーラに,いちばん驚きました。
あれでは,日本のドラマに出てきそうな,キャリアOLです。
別の次元・時間軸の宇宙なのでしょうが・・・。
チェコフも,天才かもしれないけれど,バカにされてるようで・・・。
悪くいえば,ジャニーズ系番組内のパロデイドラマや最近のかる〜いドラマ。
スタートレックごっこかなぁ。
この映画を否定してるわけではありません。
ジャニーズ系番組内のパロディドラマや今時のドラマを否定してるのです。
日本のテレビ番組内のパロディって,質の悪い,からかい,おちゃらけですね。
”パロディ=程度が低い”ものとして定着させた日本のメディアに責任があります。
あんな番組が無かったら,”スタトレごっこ”なんて思わないでしょうから。
この映画によって湧いた疑問。
スポックは,いつ感情を静かに修めるができるようになるのか。
ノヴェライズを読んでから,また書きたいと思います。