magurit’s blog

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小学校

  およそ学校と名のつく処が嫌だった。”個性尊重”なんて言葉は,誰の口からもこぼれることはなかった。
 あの頃,”先生”という単語には、十分尊敬の念が含まれていたし、嫌味ではなく純粋に”先生様”という
 大人たちも結構いた。
 それでも、心から”先生”と呼び慕いたい人は小学校では皆無だった。威光を放つ大人に服従させられ,
 恥をかかされ,苦痛という壁を乗り越えることを要求する場所が小学校だった。