『シグルイ⑤』

シグルイ 5 (チャンピオンREDコミックス)

　　仕事から帰り，最寄りの書店に寄って探してみた。一応，今日発売だけれど，
　なかなか置いてない。「あった！」。馴染みの店長に
　舞姫(テレプシコーラ) (8) (MFコミックス―ダ・ヴィンチシリーズ)
　アタゴオルは猫の森 9 (MFコミックス)
　が，予定通り入荷するか確認した。「『アタゴオルは猫の森⑨』は予定にないので，
　翌々日に他店回しになります」と言われ，一端は取り置きを諦めたが，「『シグル
　イ⑤』が読みたい！」という欲望に負けて，一度出た店に戻って，取り置きを依頼。
　名前を言わなくても「やっぱり，取り置きしてください。」で済んでしまう（笑）。
　　行ったり来たりしたのも，アマゾンに予約注文したのだが，『シグルイ⑤』が
　すぐに手元に入るのなら，予約はキャンセルすればいい。この本は，なかなか，
　店頭に並ばないのだ。後の二冊は，『ダヴィンチ』と『フラッパー』の連載で
　読んでいるので慌てる必要がない。
　　アマゾンは，「1500円から送料が無料」と「予約が可」というのが何よりも
　代え難い魅力なので，街まで出なくても手に入れば，即キャンセルは当然。
　　南条範夫原作の『駿河城御前試合』の一つの話を山口貴由が絵にした作品だが，
　少しグロイ画風に好みは別れるだろう。私も，『クトゥルー神話』やオカルト・
　魔法の第一人者，朝松健氏が推薦していなかったら手にすることも無かったかも
　しれない。ホラーでもオカルトでもないが，人間の情念のダイナミズムを感じる
　作品である*1。
　　あっという間に読んでしまったが，次が待ち遠しい（笑）。

*1:原作の『駿河城御前試合』も10月に徳間文庫で新装版になったが，気がつかず，知った時にはアマゾンでも入手不可で，手に入れるのに苦労した