magurit’s blog

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トランスな世界

  No.287
●投稿者:マグリット(♂)
●投稿日:04月15日(木)20時42分14秒

◆みどりのゆび

     「みどりのゆび」という童話をご存知ですか?
緑色をしている指の主人公の話ではありません。
    簡単なあらすじですが,
      お金持ちの家にうまれたチトという少年がいました。
     ある日,庭師のおじいさんと花壇に花の種を蒔くために
土に指で穴をあけたところ,そこから,きれいな草花が
みるまに育って花を咲かせたのです。
チトが親指を押しつけたところからは,不思議なことに
どんどん草花が生えてきます。
父親の工場は,軍事工場でした。
チトは戦争の道具を父親が作っていることを悲しく思いました。
夜中にこっそり,工場にしのびこみ,大砲や武器に指を押しつ
けていきました。
そして,戦闘が起こった時,みどりの奇跡が起こったのです・・・。
    ざっと,こんな感じです。
超能力を持った少年のSF童話だと言ってしまえばそれまで
    ですが(ファンタジーかな?),「いつまでも子どもの純真な
    心で考えた時,何が一番大事か?」ということを問いかけてい
    るように感じられ,幼い頃読んだこの童話は,私の心に遠いこ
    だまのように聞こえてくるのです。
    ちょうど,イラクの内乱・外人の捕虜の話題の時に重なって
しまいましたが,偶然にも昨日の読○新聞の夕刊の子どもの
頁に,小谷真理子さんが,紹介しているのを見て,懐かしくも
    悲しくも思いました。
    うーん,うまくまとまりませんでした。

 

みどりのゆび (岩波少年文庫)

みどりのゆび (岩波少年文庫)