magurit’s blog

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トランスな世界

No.186

 ●投稿者:マグリット(♂)
 ●投稿日:02月23日(日)21時48分00秒

◆先日の情熱大陸から

 日曜の夜は,TBS系の「情熱大陸」と「世界遺産」をあてに
せずに愉しみにしている。

 先日は,大萩康司という若いクラッシック・ギタリストだった。

 そのリサイタルの10日前から当日までの彼の行動を紹介してい
た。印象に残ったのは,リサイタル前にキューバに渡り,コンク
ールで,絶賛してくれたギタリストに会いに行き,現在の調子を
確認するシーンだった。とても慈愛に満ちたレッスンだった。
 その師匠が彼に捧げた曲がとても,ロマンティックでよかった
ので,アマゾン.コムにすぐに注文した。

 今,CDショップですぐ入手できるのは,「ブルー」という
アルバムで,1曲目も放送中に紹介されたが,技巧が素晴ら
しかった。「ギターであんなに激しい演奏ができるのか?」と
いう感じが適当だろう。同アルバムには,クラッシックの
  
 ギター曲・ピアノ曲編曲が含まれていて聴きやすいと思う。
さて,師匠から捧げられた曲は,このアルバムには入って
いない。「シェロ」(VICC-60244)に収められている。こ
ちらはまだ届いていないので,収録曲については何も語れな
いが,この大萩康司というギタリストの奏でる音は,「とて
も優しい,まろやか」という事である。ギター特有の弦を爪
弾く音までが,呼吸に飲み込まれるようなたおやかさである。

ブルー

ブルー

シエロ

シエロ

No.187

 ●投稿者:マグリット(♂)
 ●投稿日:02月23日(日)22時10分13秒

◆CDの買い方(2)

 以前,頒布会による購入方法も一つの方法と紹介しましたが,
私には,もう一つ,かなり頼りになる情報誌の記事を助けにし
ています。

 隔週発売の雑誌で,「CDレビュー」のページは見開き2頁。
雑誌の名前は小学館サライ』(450円,第1・3木曜発売)。
 紹介してくれる曲は,ジャズ〜クラッシックまで幅広い。
雑誌の性格上(中高年向けかな?),落ち着いた曲が多いのも
特徴の一つ。
 この「レビュー」の文章で,頭の隅をくすぐられると,すぐ
に注文します。
最新号は,
ジョニ・ミッチェル『トラヴェローグ』
・パトリシア・バーバー『ヴァース』
 ・波多野睦美つのだたかし『アルフォンシーナと海』

の三枚。黒田恭一の文章は「聴きたい欲(購買欲)」を
そそる。
 ジョニ・ミッチェルもパトリシア・バーバーも知らない。
取り敢えず,アマゾン.コムにアクセスして曲目を見る。
 ジョニ・ミッチェルへの冒険は,パス。
パトリシア・バーバーは,フランスの作曲家の曲が幾つか
あるので挑戦。
 波多野睦美は知らないが,つのだたかしリュートのCDは
買ったことがある(あまりに暗い古典音楽だったので,二度は
聴きたくなかった)が,曲目に期待。

 こうして,今週は,注文することになったが,毎回注文する
わけではない。その時の体調や心の調子が,黒田恭一の文章に
よって揺さぶられたときだけである(支払もたまらない・苦笑)。
 「サライ」の記事で買ったCDの満足度は,トータルで80%
ぐらいはある。好きなミュージシャンや作曲家等の場合は,演奏
の善し悪しで決まるのだろうが,新しい世界を開拓する時には,
冒険はつきもの。その意味で,80%満足できるCD評は,充分
に評価できる。

 こういう,自分の信頼できる評論情報を見つけるのも,いいC
Dに出会う為には必要かなと思う。

 プロの写真家なのに(だから?),500枚写して,3〜5枚
気に入った作品があるか否かときく。週末の達人?を目指すには,
いい情報で,数を解消するしかあるまい。