magurit’s blog

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トランスな世界

No.7

●投稿者:マグリット(♂)
●投稿日:04月20日(土)03時01分45秒

◆トランスクリプションこそ入門向き

 青葉の薫りが心地よい時がはやくも・・・・,という1日。
こんな日にぴったりの音は,
ベートーヴェン)/リスト編/交響曲第6番「田園」。

 古典は,苦手な私にとって,長大なオーケストラは睡眠薬以外の
何ものでもない。しかし,だが,しかし,リストの手によって,ピ
アノ独奏版にトランスクリプト(編曲)された田園は,川のせせら
ぎが,鳥のさえずりがシンプルに耳に心地よい。
 できるなら,グレン=グールドの演奏による淡泊な音色のものが
手に入れば言うことはないが,リスト編/ベートヴェン交響曲全集
に挑戦した,シプリアン・カッアリスの演奏も,エネルギッシュな,
大人数オケに挑みかかるような響きもまた一興。

 交響曲管弦楽曲の長さにまどろんでしまい後悔することの多い方
には,ピアノ編曲版を探されることをオススメする。
”ピアノは小さなオーケストラ”と言われる由縁に,納得されるに違
いない。

ベートーヴェン (リスト編曲) : 交響曲第6番 「田園」

ベートーヴェン (リスト編曲) : 交響曲第6番 「田園」

ベートーヴェン  :  リスト編・ピアノによる  「田園」(全曲)

ベートーヴェン : リスト編・ピアノによる 「田園」(全曲)