矛盾論に沿って考えた。

　今日は、比較的時間に余裕があったので、
　考える時間を沢山貰えました。
　
　そこで、ＰＥＴボトルを再生加工して作る花に
　ついて考え直してみることにしました。
　
　スタッフさんのお手本写真にあるリースの花は、
　どう見ても、幼稚なというか、稚拙なというか、
　『おはな』というイメージでした*1。
　
　それに対して、私がずっと取り組んでいたのは、
　花らしい『花』でした。
　
　この差が埋まらないので、どうしても前に進んで行きません。
　
　そこで、『おはな』に見えるポイントは、何か考えて
　みたのです。
　　・漠然としていても構わない花びら
　　・花弁
　　・茎
　この3点を満たしていれば、『おはな』に近いイメージの
　デザインになることがわかりました。
　
　これを言い換えると「花ではないが、おはなではある」という
　矛盾した様な結論となります。
　
　これを端的に表しているデザインがあることにも気づきました。
　「マリメッコ」の「ウニッコ」です。
　これに似ないように、単純な図形を組み合わせて略図を描いて
　いっても、「ウニッコ」にたどり着いてしまいます。
　う〜む、恐るべし「ウニッコデザイン」！　
　

marimekko 1951- 2010 (e-MOOK)

　
　「花」ではない形状であること。
　そして、かつ「おはな」であること。
　
　ヒントは、マメ科植物の花の形、蝶々形にあるような
　気もしてきたので、それを棚に吊っておこうかなと考えて
　います。

　それまでは、どうするか、あぁいう『おはな』デザインが
　出来ない以上『花』を追求していくしか道はありません。
　
　そのうち、どこかで、『おはな』になっていくだろうという
　仄かな予想を立てて、一日が終わりました。
　
　
　

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*1:外国のデザインの花は、リアルな花でないという意味です。花型をしているだけという意味ですので、誤解の無いようにお願い致します