石川のニュース 【1月29日03時05分更新】
リュウグウノツカイまた千里浜に漂着 今月6匹目
千里浜海岸に打ち上げられたリュウグウノツカイ=羽咋市
羽咋市の千里浜海岸で28日、深海魚リュウグウノツカイの死骸(しがい)2匹が見つかった。
同海岸でリュウグウノツカイが発見されたのは今月(1月)に入って6匹目。
漂着が相次いでいるとの本紙報道を受けて金沢市から訪れた2人が発見し、
「本当に見つかるとは」と驚いた。
見つけたのはNPO法人ガイア自然学校の職員内藤善太さん(34)と同権谷咲子さん(29)。
午前中、同海岸の約1キロ離れた場所で2匹を見つけた。いずれも体長は約4メートルで、
打ち上げられて間もないとみられる。狙い通りにリュウグウノツカイを発見した2人は、
口の辺りから何本も伸びる、ひげ状のひれに興味津々。
内藤さんは「どんな味がするのか、食べてみたい」と、一部を持ち帰った。千里浜海岸では今月、11日に1匹目が見つかって以来、相次いで漂着が確認されている。
黒部市の海岸に漂着した1匹を標本にして展示している魚津水族館の加野泰男館長は
「今季、富山湾でも2匹見つかっているが、6匹は珍しい。
なぜなのかは生態自体分からず、何ともいえない」と話した。