昨日まで,少し冷たい空気が頬を撫でていたのに・・・。
雲が広がる青空だったのに,肌を刺すアツサが”なつ”を思わせた。
それは,肌の感触だけでは無かった。
自転車に跨った時,暑苦しい記憶を呼び起こす音が耳に響いて「暑いのかなわんなぁ」と呟いた
はずだったが,意外にも「おっ?蝉が鳴きはじめたな。・・・初鳴きの連絡をしないといけ
ない(って,どこにだ?)」という考えが脳味噌を直通していた。まるで,”台風が来るこ
と(ワクワク)”とを変によろこぶ,迷惑な子どもの気分だったという方が正しい。
快調に駅までペダルを踏んだ。(後輪を交換した)チャーリーの調子はすこぶるいい。