オノ・ナツメ - magurit’s blog

　昨年末の「読売堂・コミック」で，賞賛されていたオノナツメの
　作品を積んであったのだが，ついに読んだ。
　うーーん，読ませてくれますねぇ。
　イタリアの雰囲気*1を上手く伝えてくれる。
　

　再婚時に，娘（の私）を捨てた母の元へ，嫌がらせの為に
　押し掛けたが・・・。
　壮年だが，格好いいレストランの従業員達に囲まれ，そのうちの
　一人にいつしか恋心を抱いていく。
　淡い，切ない中に，大人の味わいと品を感じさせる良作。
　おすすめ！
　

　イタリアの下宿部屋の個性豊かな定住者達と，旅の途中の
　入れ替わり現れる下宿人とのハートウォーミングな短編集。
　和ませ方は，山川直人の『コーヒーをもう一杯』にも通じる。
　いいマンガは，心を豊かにしてくれる。
　

　あまりにも旨いので，ついこの作品にも手を伸ばしてしまった。
　３巻が待ち遠しい・・・・。

*1:といっても，行ったことないのですが，映画等で見ていたイメージがススーッと入ってくる