先日,職場で,「のど飴の味*1」が
マズイという話から,「ドリアンのキャラ
メルの味は甘いのに匂いが・・・」と,
「果物の王:ドリアン」の話に変移した。
「ドリアンはどんな風に実が着くのか?」と
いう話になり,以下の本を思い出した。
- 作者: 塚谷裕一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 新書
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この本には,ドリアンの発芽や若芽の写真等
があふれている。
で,「匂い成分」が気になったので,本を読み*2ながら,
以前,教育関係の友人からもらった部品を組み合わせて,香りの分子模型を作ってみた。
ドリアンの香りは,「甘い」と「ガス臭い」に分かれるらしい。
私はドリアンを見たことも無いので,想像から,「酪酸臭」か「メルカプタン*3」
だろうと予想したが・・・。黒い球は炭素,赤い球は酸素,白い球は水素,黄色い球は硫黄。
←「酪酸:らく酸:牧場等の独特の臭気*4」
果物成分の匂いは
↑
「3-ヒドロキシ-2-ブタノン」(短い方)と「2-メチルブタン酸エチル」(長い方)
「あらら,全く違うなぁ」
「ガス臭い」成分は,
←「S-エチルチオ酢酸」
←「5-メチル-4-メルカプト-2-ヘキサノン」
「おおっ,硫黄が含まれている!!一方には,メルカプタン(下)が付いている」
↑
「メタン・硫化水素*5・メルカプタン」
同僚に見せると,「なるほど,匂いも分子なんですね」(微笑)。