もののつとめだと思うからです。
- 作者: 大洋漁業広報室
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/01
- メディア: 文庫
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この「参考文献」欄は2段組3頁にも渡っている。
総数108冊。
大洋漁業広報室の編纂なので,調理に関する本も当然入っている。
昭和59(1984)年*1といえば,当然,インターネットもなく,
”パソコン通信”というテキスト主体のネットワークも産声をあげるか,
あげないかの頃*2ではなかったかと記憶する。
つまり,ネットでチョイチョイと検索等出来なかった時代。
大洋漁業の広報室にも,魚類系の啓蒙書が集められていたという事だと,
予想したい。ちなみに上に挙げた,末広恭雄氏の本は,4冊含まれている。
さらに,自社の本も7冊含まれている。
広報室室長のあとがきに,”プロ”としての気骨を読みとれるので,
編集引用しておきたい。
文庫本あとがき
(略)
『よいものはよい』と正しく伝えることは,それをあつかっている
もののつとめだと思うからです。
本書は,その一助になると考えたものです。いま,たくさんの雑学の
本が出版されていますが,この本は,第一部から第四部まで,それぞれ
異なった切り口でお魚を調理したおもしろばなしばかりです。
(略)
昭和六十二年一月 大洋漁業広報室室長 古川教元
『お魚おもしろ雑学事典』講談社 より引用
さらに,この文庫の目次も編集引用しておきたい*3。
お魚雑学事典 目次
・おいしい魚の身上書(カラー口絵7頁)
・おなじみ魚の身上書(白黒口絵2頁)
第一部〈雑学〉
びっくり・不思議
おもしろ雑学ゼミナール
第二部〈買い物〉
上手な買い方,選び方
第三部〈料理〉
おいしく食べる
魚料理のコツのコツ
第四部〈健康〉
美容と健康に
やさしい魚の栄養学
・おいしい魚の身上書・おなじみ魚の身上書解説(21頁245種)
・あとがき
・文庫本あとがき
・参考文献