magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

『よいものはよい』と正しく伝えることは,それをあつかっている

 もののつとめだと思うからです。
 

お魚おもしろ雑学事典―魚屋さんも舌をまく (講談社文庫)

お魚おもしろ雑学事典―魚屋さんも舌をまく (講談社文庫)

  ↑講談社文庫には,こういう本もある。
 この「参考文献」欄は2段組3頁にも渡っている。
 総数108冊。
 大洋漁業広報室の編纂なので,調理に関する本も当然入っている。
 昭和59(1984)年*1といえば,当然,インターネットもなく,
 ”パソコン通信”というテキスト主体のネットワークも産声をあげるか,
 あげないかの頃*2ではなかったかと記憶する。
 つまり,ネットでチョイチョイと検索等出来なかった時代。
 大洋漁業の広報室にも,魚類系の啓蒙書が集められていたという事だと,
 予想したい。ちなみに上に挙げた,末広恭雄氏の本は,4冊含まれている。
 さらに,自社の本も7冊含まれている。
  広報室室長のあとがきに,”プロ”としての気骨を読みとれるので,
 編集引用しておきたい。

  文庫本あとがき
  (略)
  『よいものはよい』と正しく伝えることは,それをあつかっている
 もののつとめだと思うからです。
  本書は,その一助になると考えたものです。いま,たくさんの雑学の
 本が出版されていますが,この本は,第一部から第四部まで,それぞれ
 異なった切り口でお魚を調理したおもしろばなしばかりです。
  (略)
  昭和六十二年一月  大洋漁業広報室室長 古川教元
       『お魚おもしろ雑学事典』講談社 より引用

 さらに,この文庫の目次も編集引用しておきたい*3

 お魚雑学事典  目次
  ・おいしい魚の身上書(カラー口絵7頁)
  ・おなじみ魚の身上書(白黒口絵2頁)
 第一部〈雑学〉
  びっくり・不思議
   おもしろ雑学ゼミナール
 第二部〈買い物〉
   上手な買い方,選び方
 第三部〈料理〉
  おいしく食べる
   魚料理のコツのコツ
 第四部〈健康〉
  美容と健康に
   やさしい魚の栄養学
  ・おいしい魚の身上書・おなじみ魚の身上書解説(21頁245種)
  ・あとがき
  ・文庫本あとがき
  ・参考文献

*1:文庫化は,昭和62年

*2:私がNiftyを始めたのが,1992

*3:この元本が,現在手元に無いのが実に悔やまれる