『ふたり鷹』

ふたり鷹 1 (MFコミックス)

　新谷作品で読んでいない，残り少ない長編の一つ。
　ＭＦ文庫で発売中の広告を『コミック・フラッパー』で
　見るのだが，アマゾン.comでは，いつも在庫なし。

　と，ついに，廉価版スタイルだが，
　９月に復刊？決定。即に注文した。
　やっと読む事が出来た。
　「バイク漫画だから期待してなかったけれど*1，
　もっと，早く，中古でもいいから探し回るべきだったなぁ」

　新谷作品は，人間ドラマが面白い。
　二人の”鷹”に取り違えという，ドラスティックな展開を入れて，
　『エリア88』や『砂の薔薇』，『クレオパトラD.C.』みたいな流れを
　しっかりと構成している。

　「第３０回小学館漫画賞受賞作」の看板に偽りはない。
　時間が経とうといい作品はいつ読んでも，読み応えはあるものですね。

　追記.10/17（火）のＢＳ11，23：30よりのマンガノゲンバに
　　　　『アタゴオルは猫の森』のますむら　ひろしが取り上げられます。
　追記・感想
　　　　ますむら氏の子供時代の原体験に近い世界を
　　　　アタゴオルの森の中での騒動に置き換えているんですね。
　　　　ヒデヨシはどんな人がモデルなんだろう？

*1:これは，『ガッデム』『ジェントル萬』の時にも「ラリー（車）漫画だからなぁ・・・。エリア88と比べたらいけないけれど・・・。面白かった」と同じである。