magurit’s blog

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『11人いる』

 

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

 SFとして,とても面白かった。
 収録の「続・11人いる」は,賛否別れるところだろう。私にはつまらない。
 『ぐいんさーが』の7巻以降のダラダラ展開を思いだしてしまった*1
 特に,両性体種族が,未分化のまま登場して,男を選ぶか女を選ぶかという伏線も
 なかなかよかった(微笑)。
 あとがきも,故中島らも氏で,「月光通信*2を彷彿とさせる
 ようなお話でした。
  さて,一方『アシュラ』は,読みかけてますが,なかなかハードルがキツイですね。
 『ひかりごけ』と『羅生門』と映画「ソイレント・グリーン」をエスカレートさせた
 ような感じですが,よりリアルな現実かもしれません。
 パズル通信『ニコリ』の別冊『にどね』,エッセイがなかなかいいです。
 睡眠と睡心の話は,思わずニヤリとしました。
 パズル入門者向け,50代以上の「パズルを完成させてみたい」という
 願いの強い方向けです。こういう主旨のパズル雑誌は面白いです。

*1:『ぐいん〜』が嫌いなわけではありませんので,誤解の無いようにお願いします。指輪,コナン,ゾンガーと読んで,最初の5〜6巻と最初の外伝は,剣と魔法らしくてワクワクしたのだが,それ以降は,政治家が影で悪さしてる話を見てるようで・・・。『まかいすいこでん』も中断したままだし・・・・。

*2:FM大阪の深夜番組