magurit’s blog

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・・・と,最初の『歌う生物学』を見直していたら・・・

 
  あとがきに次のような記述があって,驚いた。

   ・・・・本川さんのような方に「次作は?」とせかすようなことを聞くのは
   おかどちがいとも思いますが,次作のご予定は?
本川 ないなんていうと,いま頼まれている本屋に悪いけれど,ないです(笑)。
   教科書みたいなものは書きつつありますが。
    いまの日本人でいちばんまじめに一生懸命勉強しているのは受験の時期な
   んですよ。この時期は若くて吸収もいい。。それなのに,その時期に読むい
   い受験参考書がない。僕も受験の時にそれなりに勉強しましたけど,その時
   に小西甚一氏の書かれた「古文研究法」という大変いい本があったんです。
   小西甚一というのは大変偉い人ですから,ああいう方が受験参考書を書くと
   いうことは,すごいインパクトがあるんです。それこそ受験参考書を書きた
   いなんていうと,また「お前は研究をしないでなにやってる,バカ」みたい
   なことになるんです。でも,もしまめに親切にお国のために働くなら,いい
   受験参考書を出すというのはこれは大変いいことだろうとは思っています。
    そこで「歌う生物学」という受験参考書をだしたいなぁと思っているんで
   す。
大野 テープ付きですか。
本川 CD付きのやつを。受験参考書だったらCDを付けて出しても売れるんじゃ
   ないかと思って。
大野 売れるといいですね。家は建たないでしょうけれど(笑)。
   (280〜281ペ)

 
 この本が1993年に出版された本ですから,およそ10年後に本川氏は,
 『歌う生物学必修編』を出版されたことになります。
 「夢は叶う,いや,夢は叶えるもの」なのかもしれないと,これが
 新たなことわざ(発想法)になるといいなぁと秘かに願っています。
 (『おまけの人生』の中では,『歌う生物学必修編』は売れている
  と書いておられます。)

 21時以降の部分を追加すると同時に,文章を少し手直ししました。

ヒトデ学―棘皮動物のミラクルワールド時間―生物の視点とヒトの生き方 (NHKライブラリー)生きものは円柱形―時代を拓く生物の発想 (NHKライブラリー)

    1. 仏教 (No.24)
    2. サンゴ礁の自然誌
    3. ナマケモノの不思議な生きる術―生き物たちの驚きのシステム (講談社プラスアルファ文庫)
    4. サンゴ礁の生物たち―共生と適応の生物学 (中公新書 (766))
    5. 生物の形とバイオメカニクス
    6. 絵とき ゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)

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