最近,はまっているテレビドラマがこれです。
- 作者: NHK出版
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韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編 教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド
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韓国で55%以上の視聴率を誇った,歴史大河ドラマです。
実在の人物チャングムの立志伝?なのですが,
このストーリーやセリフがなかなかいいです。
初回から数回は,はしこい子供時代の話なので,
ちょっと「おしん」を連想する人もいるかもしれません。
(私は「おしん」が好きではないのですが)
しかし,宮廷に入ったころから,儒教の国の精神が
随所に見られ,語られるようになっていきます。
なんというか,「忘れられた古き良き日本」の心を思い起こさせて
くれるようで,「冬のソナタ」の時は,吹替版が流れているのを
横目に結構ツッコミを入れて,笑っていましたが(ペさんのファンの
みなさんゴメンナサイ。個人的な楽しみでしたのでご容赦下さい)
「チャングム」では,ツッコミどころか,頷くことしきり。
最近,職場をすさんだ雰囲気にしている管理職一派の連中に
「見せてやりてえ,聞かせてやりてえ」*1と毎週思っております(爆笑)。
室町時代の頃の韓国宮中の女官の権力争いの中,料理人から女典医に
なる話なっていくまでの5ε*2回のドラマです。
女官というと,ドラマ「大奥」を連想される方もいらっしゃるかもし
れませんがドロドロとした愛欲のシーンや恋愛シーンはまったくとい
っていいほどありません。
利権と一族の繁栄の為に策略を巡らす女官と儒教の精神で公正にかつ
筋を通す人たちとの対立を,エピソード豊かに描いています。
職場が面白くない方,是非,木曜の夜10時,BSー11をご覧下さい。
(これを見ていたら某元会長の進退もスッキリしていたかも?)
私の先輩は,「美しい女性たちばかりじゃのう」と(笑)。
そして,「帽子や衣服の色で官位がよくわかるなぁ」と観察しておられました。
聞き慣れないカタカナのような位名や職業名もあるかと思いますが,
(たとえば,サングン:女官の位・スラッカン:王の料理番等)
今の生活で忘れられようとしている「ヒューマニズム」に溢れた作品なんです。
今日は,思い入れで書いてしまいました。